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5 - 第5話 TVゲーム

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2024年06月22日

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TVゲーム

ほのぼの

両視点あり


スマイル視点

ソファに座ってスマホを弄っていると彼からゲームに誘われた。

特にやることも無く暇だったのでOKを出した。 

すると彼は嬉しそうにしてゲームの準備を始める。

俺はその様子を見て準備ができるのを待っていた。

彼がこちらを向いてコントローラを手渡してきたのを受け取る。

隣に座れるように少し端に寄ると彼が口を開いた。

kr「ねぇスマイル、ちょっと立って?」

sm「はぁ?何でだよ」

そう訝しげに言うと彼は「いいから」と言って俺を強制的に立たせた。

そして俺が先程座っていた所に彼が座り、グイッと腕を引かれればポスンッと彼の膝の間に収まった。

sm「えっ!?」

いきなりの行動に驚いているとコントローラを持っている俺の手に彼が手を重ねてきた。

sm「は、へ…?」

普段こんな感じでゲームなんてしないから少し戸惑ってしまう。

kr「何のゲームする?」

俺の手に握られたコントローラーを操作しながら彼が聞く。

sm「な、なんでもいい…」

kr「じゃあこれやろー」

ソロでやるゲームを彼が選ぶとピコンッと鳴りゲームソフトが開かれる。

kr「スマイルが操作してよ」

sm「え、俺ぇ?」

この状態でゲームなんて集中できるわけが無い。

sm「じゃあ手…、離して」

kr「えーいいじゃん、このままでも。ほら、やろ」

俺の意思は通らず彼はSTARTボタンを押した。

音楽が変わりゲームが始まる。

仕方ないので俺はこのまま操作を始めた。

暫くしてドゥゥンと音がなりGAMEOVERと表示される。

sm「くそぅ…」

kr「スマイルこのゲーム下手すぎない?w」

違う。今のはこの体制でやっていたからであって、俺が下手な訳ではない。

そんな事を直接口に出すのは言い難く、納得のしていない顔で唸る事しかできない俺を見て彼はケラケラと笑う。

こんなの、とてもゲームどころではない。


きりやん視点

納得していない様子で彼が唸っている。

その反応が楽しくて俺はケラケラと笑う。

ゲーム中、彼の手を少し撫でれば操作する動きが毎回止まる。

あまり喋らないくせにいい反応をしてくれる。

…w、こんな楽しい遊びはないなw

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