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*注意*
供養です。
この小説は流血表現、死ネタ、捏造等々が大量に含まれています。
主はヒプマイアニメ勢です。零博士、お許し下さい!(?)
独歩ちんが色々と可哀想です。
それでも良い方はどうぞお進み下さい!
「~♪~♪」
「今日はひき肉とひよこ豆のブリートぉ!!」
楽しそうにキッチンで料理をしているのは、麻天狼のメンバー、伊弉冉一二三である。
「久しぶりに独歩ちんと休みが被ったし~、明日はどこか行こうかな~。釣りもいいよな~♪」
腕まくりしていた袖を下ろし、エプロンを外す。上機嫌でリビングの椅子に座る。
「独歩ちん、早く帰ってこないかな~。せっかく今日は俺っちが休みだってのに~。」
と、一二三のスマホが鳴る。
「お?独歩ちんから電話だ。何かあったんかな?」
一二三はスマホを取り、緑の通話ボタンを押す。
これから起きる事件を、一二三はまだ知らない。
「しもしも独歩ちん?どしたん?」
「あ、ひふみ。あのな。」
一二三は少し引っ掛かった。独歩の口調がおぼつかないのである。どこか宙に浮いているようなふわふわとした声で、酒でも飲んだのだろうか、と思っていると、独歩から衝撃の一言は放たれた。
「死体の埋め方、知ってるか?」
思わず、スマホを落とした。
その日、観音坂独歩は15連勤後で、苛立ちと疲れは最高潮に達していた。明日は休み、明日は休みと自分に言い聞かせ、どうにか仕事を終わらせてフラフラのまま帰宅していた。
今日は運が悪かった。
なんと違法マイクを持った頭がおかしいチンピラに人気の無いところで不意討ちをくらい、独歩はコンクリートに強く頭を打ち付けた。
ぐらぐらとする意識。痛み。地面に滴る自身の髪よりも赤い血。
そこで何かが切れた。
気づけば、チンピラは身体中の穴という穴から血を吹き出して倒れており、独歩は呆然とした。
ゆっくりと脈を計る。やけに冷静な頭だが、体は微かに震えている。
お願いだ、生きていてくれ。
しん、としたままの死体は、独歩の体の震えによって奇妙に痙攣している。
独歩はその場で吐いた。訳も分からず吐き気が止まるまで吐き続け、やがて出血多量と疲れ、さまざまなものが合わさったせいか意識が朦朧としてきた。
だが、独歩の頭の中は何故か「隠さなきゃ」という言葉で埋め尽くされていた。これが明るみに出れば、先生にも迷惑がかかる。
それに─────
まだ体は動いたのか、自然と携帯に手が伸びていた。
「ひ、ふみ。一二三に、…」
それはあまりにも習慣付いた行為だったためか、無意識下に行われた動作だった。
「埋めなきゃ。埋め、なきゃ…」
ゆっくりとダイヤルを回す。ボタンを押す手がカタカタと震えているのも構わず、慣れた動作で携帯を耳に当てた。
電話のコール音が、やけに頭に響いていた。頬を、血がつう、と伝った。
「しもしも独歩ちん?どしたん?」
あぁ、安心するなぁ。
「あ、ひふみ。あのな。」
ごめんな。
「死体の埋め方、知ってるか?」
全部俺のせいなんだ。