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꒰ঌ甘咲ぬな໒꒱🍭
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コメント
1件
うわ、これ…読んでて胸がギュッてなった。第1話からすごい重い空気で始まるんだね。SNSのタイムラインが刻々と変わっていく様子と、ルイの震える手、呼吸の仕方忘れるほどのパニック状態が生々しくて、画面越しにこっちまで苦しくなった。司の「今すぐパソコン閉じ」の冷徹な指示、あれがむしろ二人の距離の近さを感じさせる。司はルイがオメガなの知ってたのかな?それとも知らされてなかったのか。この先が気になる。
1.崩壊のタイムライン
『【悲報】ガチ恋多数の人気配信者・ルイ、実はオメガだった。診断書偽造で大炎上』
『アルファだから好きだったのに……女リスナー騙して集金してたの悪質すぎ』
『隣にいた最推しのガチアルファ・司(つかさ)をオメガの匂いで誘惑してたってコト?無理』
液晶画面から放たれる青白い光が、暗い防音室の中でルイの顔を無機質に照らしていた。
マウスを握る右手はガタガタと小刻みに震え、手のひらにはじっとりと嫌な汗が滲んでいる。画面をスクロールするたびに、視界に飛び込んでくるのは鋭い刃物のような言葉の数々。タイムラインは秒単位で更新され、そのすべてがルイという存在を否定し、罵倒し、糾弾するための言葉で埋め尽くされていた。
普段からコラボ配信が多く、女性ファンからも「最強のアルファコンビ」として熱狂的な人気を集めていた。
それがルイの誇りであり、配信を続けるための唯一の居場所だった。
しかし、悪意あるアンチによるリークによって、ルイが『オメガ』であるという決定的な証拠――偽造された診断書のデータが完全に暴露されてしまったのだ。
「あ、は……っ、うそ、だろ……」
呼吸の仕方が分からなくなる。胸の奥がキリキリと痛み、酸素が上手く頭に回らない。視界の端がチカチカと明滅し、世界がぐるぐると歪んでいくような強烈な眩暈に襲われた。画面の向こうにいる何万人もの見知らぬ人々に、一斉に指をさされ、冷笑されているような錯覚がルイを支配する。今まで「ルイくん可愛い」「ルイくん大好き」と温かいコメントをくれていた女リスナーたちのアイコンが、今はすべて、自分を呪う悪魔の顔に見えた。
その時、デスクトップの右隅で「ピコン」と、いつもなら聞き慣れているはずの無機質な通知音が響いた。Discord(ディスコ)の個人通話。画面に表示されたのは、一番仲が良くて、そして、この世界で最も真実を隠し通さなければならなかった相方――「司」の名前だった。
ルイは心臓が跳ね上がるのを感じた。恐怖で喉が引き攣り、通話に出るべきか一瞬迷う。けれど、彼を拒絶することなどできるはずもなかった。震える指先で、ようやく通話ボタンをクリックする。
「つ、司……っ」
声を絞り出した瞬間、堪えていた涙がボロボロと溢れ出た。「ごめん……ごめんなさい、ずっと騙してて……。俺、オメガで……っ。俺のせいで、司にまで迷惑がかかっちゃう……っ」
ヘッドホンから聞こえてきたのは、ひどく静かで、けれど圧倒的な質量を持った司の低音だった。彼は怒鳴ることも、軽蔑の言葉を吐くこともしなかった。ただ、淡々と冷徹に告げる。
『ルイ。今すぐパソコン閉じ。スマホの電源も切りや』
「え……? でも、説明、しないと……」
『お前の家、もうリスナーに特定され始めてるわ。住所のスクショが裏掲示板に回っとる。野次馬が押し寄せてくる前に、今から車でお前のとこ向かうから。鍵開けて待っといて』
ツ、ツ、と無情に通話が切れる。ルイは言われた通りに、這うような動作でパソコンの主電源を落とし、スマートフォンの画面を暗転させた。部屋が完全な静寂に包まれる。ルイは床に膝をつき、ただ嵐が過ぎ去るのを待つように頭を抱え込んだ。
◇◇◇
【その裏側・炎上した瞬間のSNSタイムライン】
@runa_game_ねえちょっと待って、コレ何!?拡散されてるルイくんの診断書本物!?!?
@tsuka_love_vルイくんがオメガ……?え、嘘でしょ?いつも司くんと「俺たちアルファ組は〜」って配信で言ってたじゃん……騙してたの?
@mimimi_chan頭真っ白。今までアルファだと思ってガチ恋でグッズ買いまくってた私の立場は???女リスナー舐めすぎじゃない?😭
@oshi_shika_katan診断書偽造はさすがに引くわ……。オメガなのを隠すために嘘ついてたってことでしょ?最低。
@yuuka_0v0待って、ルイくんオメガってことは、隣にいる司くんにヒートの匂いとか嗅がせてたってこと……!?最推しの司くんに迷惑かけないでよ!!!
@mugi_mugi【悲報】ルイくん、すべてのSNS更新停止。ディスコもステータス『オフライン』になった。これガチで黒じゃん、終わったわ。
◇◇◇