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こんにちは

ピルクルRinです。小説初心者野郎ですが温かく見守ってくださると嬉しぃです

今回の作品は「吸血鬼の若井さん(28)」と「元貴くん(14)」との恋愛小説です。お試しなのでかる〜く書きます

(ご本人とは全く無関係です)


僕の一族ではある伝統がある。それは長きにわたって受け継がれてきた呪のような契約のようなモノ。大昔、僕の一族、「大森家」は強欲で傲慢な人間たちの集まりだった。世の中全ての金銀財宝を欲しがり、それを手に入れるためならばどんな手段も選ばない欲の塊のような人たちだった。

ある時、この世の全てがほしくなった大森家の当主はある禁断の手段に手を出してしまう。それは

「吸血鬼と契約を結ぶこと」であった。


太古の昔、吸血鬼と契約を結ぶと血を捧げる代わりにどんな願いも叶えてくれるという言い伝えがあった。大森家の当主は自分の血を捧げる代わりに、不老不死の体を与えてくれと吸血鬼に頼み込んだ。しかし、大森家はどこまでも傲慢で強欲だった。自分の血などはなから捧げるつもりなどなかった大森家は山のふもとにある村から若い娘を一人さらい、吸血鬼に捧げたのだ。怒り狂った吸血鬼は大森家の当主とその妻を一族の前で殺し、こう言った。

「この先、お前たち一族の中で最も美しい子供を一人生贄に捧げよ……これは契約だ…一度でも破れば一族一人残らず皆殺しだ…」




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小さな頃から「契約」の話しは聞いていた。だから今さらこんな話しをされたって平気だ。薄々気づいてはいたのだから…。僕が生まれて間もない頃、母は精一杯貼り付けたような、歪んだ笑顔でこう言った。「……いい?…貴方は選ばれたのです……とっても光栄なことなのです…」それは僕にも、自分自身にも言いかせているようだった。でも、僕だって少しくらいわかってる。ホントはとってもよくないことだってことぐらい…。家では腫れ物扱いを受けて、ところかまわずヒソヒソと聞こえてくる「……可哀想に……」「…あぁ…可哀想……」という声、

鏡をみるたび、自分のやけに整った顔が嫌になる


そんな暮らしを続けて、もう10年。丁度僕の11歳の誕生日に、僕は広い家の一番奥の部屋に呼ばれた。そこには僕のお父さん、お母さん、知らない兄弟や従兄弟までいた。僕はうまく皆の顔が見れず、下をむいたまま、お父さんの難しい言葉にとにかく頷くしかなかった。

その後はよく覚えていない…。あれこれ着飾らせられ、何枚ものキラキラした着物を着せられ、髪飾りだの、かんざしだのをつけられて…。ようやく準備が終わったと思い、出されたやけに濁ったお茶を飲むと視界がぼやけ、気づけばもう檻の中。真っ暗な馬車の中で僕は鉄格子をぎゅっと握る。

わかってたことじゃないか…今さら寂しくなんてない……

そう自分に言い聞かせ続けても、体はそう簡単には騙せないらしい。指先から冷たさが徐々に広がって、お腹の中がキリキリと痛む感覚がしてくる

僕はこれからどうなるのだろうか

怖い吸血鬼にとって食われてしまうのだろうか

それとも死ぬまでいたぶって一族への恨みを晴らすのだろうか

「……ぅぐ…っひっぐ……」

気がつけば僕の視界はグニャグニャに歪んでいて、ペタリと座り込んでいる足元にはポタポタと雫が落ちていた。

本当は怖くて仕方がない…平気なふりをしていたけど、やっぱり怖くて怖くてどうしようもないのだ



泣きつかれて檻の中で眠ってしまったようだ。気がつけば僕は綺麗な屋敷に運ばれていた。見るからに高そうな屏風や畳に囲まれた応接間で目を覚まし、ふわふわした頭であたりを見回した。


「おはよう」


近くから低くて暗い声がした。あまりに急に声がしたもんで僕は思わずビクッと肩を震わせた。恐る恐る見てみるとそこにはとても綺麗な顔立ちをした男の人が立っていた。美しすぎて不自然なくらいの不気味な美貌に僕は思わず見とれてしまった。血の気が全くない白い肌に血色の良い唇が綺麗な三日月をえがいていて、普通の人間なら怖いが、彼にはぴったりだった。

「びくびくしちゃって…かわいいね」

ニコニコと微笑みながら、彼は僕にゆっくりと近づいた。
















終わりです!!最初から長くてすいませんでした…

小説初挑戦でもうどうしたらいいか分かりません。このまま2人のストーリーを作っていこうかなぁぁと思っているので、………読んでいただけると嬉しいです!!!


続きます!!!

この作品はいかがでしたか?

1,120

コメント

4

ユーザー

初コメ失礼しますm(_ _)mとても好きです!続き待ってます!!フォロー失礼しますm(_ _)m

ユーザー

やばい、好みです

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