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薄汚れた愛の最終話です。
あらすじ必読。
イギアメ妄想注意です。
苦手な方は見ないことをオススメいたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お茶会事件後。
あれから、フランスとイギリスは近況報告をし合った。
笑い合う二人の様子は、カップルと言っても過言ではない程に、心の距離が近かった。
「それで、」
イギリスが何かを言いかけた時だった。フランスのスマホから着信音がなったのだ。
「あ、ごめん。ちょっと待ってね…。」
何事かと思いながらスマホを開き、メッセージアプリを開くと、イタリアが〔お前邪魔だからどっか行っとけなんね〕と送ってきていたのが分かった。
フランスはその短文で、状況を把握した。
「なるほどね…。悪いねイギリス、私急用が出来てしまったみたいで…。席、外させてもらうよ。」
「え?本当に急だな…。まぁ仕方ないか。また会おう。」
イギリスは軽く別れの言葉を言う。
「ああそうだね。…イギリス、上手くやれよ。君、このままだとあの子に嫌われちゃうぞ。…」
「は?」
「Au revoir、イギリス。」
フランスはそう言うと、どこかヘ行ってしまった。
そんなフランスを見ていたイギリスはというと、不思議そうに紅茶を飲んでいた。
「はて?」
イギリスは一人そう呟いた。
それから30分程経った頃だろう。
イギリスは紅茶のパックを全て飲み干していた。
背徳感で、イギリスは「くふふ」と声を出した。
イギリスがふと腕時計を見ると、30分経ったのが分かったのか、先程までの上機嫌の顔とは真逆の顔をした。
お開きにしようと腰を上げると、イギリスは固まった。
どこからか足音が聞こえてくる。
コツコツコツコツコツ…
歩いていると言うには速く、走っていると言うには遅いソレは、段々とこちらへ向かって来ている。
思わずイギリスは身構えた。
ソレはドアの前で止まると、ドアをバンッ!と開けた。
イギリスは見覚えのある姿に、小さく動揺の声を出した。
「アメ、リカ…?な、なぜここに、」
「イギリス!」
アメリカはイギリスを見るやいなや、飛びつく勢いで近づいてきた。
「すまねぇ!俺、お前の事殴っちまって…。ホントにごめん。もうやらないから許してくれないか…?もう一回仲良くしてくれよ。」
泣きそうな目で訴えてくるアメリカの勢いに、イギリスは圧倒された後、
「そこまで言われたなら仕方ない。」
とそう言った。
それを聞くと、アメリカはイギリスに飛びついた。
流石に、自分よりも大きいアメリカに抱きつかれるのはしんどいらしく、イギリスはグラついた。
「あ〜、良かった!許してくれるんだな!」
「ああ、勿論。許すも何も、最初から怒っていないからね。」
「そうだったのか?!」
アメリカは勘違いをしていた事に気付くと、気恥ずかしそうにそっぽ向いた。
「…逆に、君は私を許してくれるのか?」
「?…何が?」
アメリカは不思議そうに首を傾げた。
「ほら、私が二人の関係性を羨んで嫌味を言ったことだよ。気を悪くさせただろう。すまなかったね。」
イギリスがそう言うと、アメリカは目を見開き、居心地の悪そうな顔をして言う。
「いいよ、本心じゃなかったんだろ。」
イギリスは一瞬微笑み、アメリカの頭を撫でた。
「また仲良くお茶会しようね。私の可愛い可愛いアメリカ。」
頭を撫でられてから少し間を開け、アメリカは、顔を赤く染めた。
「〜〜!てめっ何すんだ!」
アメリカはイギリスから飛び降り、「じゃ、じゃあそういうことだから!」と言い、去っていった。
イギリスは、あんな反応をされるとは思っていなかったようで、耳をほんのり赤く染めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
終わりです。
最終話の割に時間かけてないし、データ2回3回吹き飛んでサヨナラしたし、内容が薄っぺらいしで…。すみませんね本当に。