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ジェシーside


俺は学校でいじめられている

すごくつらい

家族にも言えないし先生にも言えない


辛いのを忘れるために散歩に行く

少しおなかがすいたから

お店にでも寄ろうと思う

電車で行く

降りるのは原六駅

そこから一番近いところだと

フィーネってところだ

行ってみよう


髙地side


俺は家庭内暴力をうけている

友達にも先生にも

あざができている理由を聞かれるけど

言えない


そういえば原六駅前に新しい店ができた

いまからこっそりいってこよう




フィーネ

カランカラン

さら「いらっしゃいませ」

「何名様でしょうか」

ジェ「一人です」

さら「わかりました」

「こちらへどうぞ」



さら「ドリンクはどうしますか」

ジェ「じゃあオレンジジュースで」

さら「分かりました」


さら「お待たせしました」

「オレンジジュースです」

ジェ「ありがとうございます」


さら「お客さん高校生ですか?」

ジェ「はい そうです」

さら「私も高校生です」

ジェ「ジェシーっていいます」

さら「ジェシーって呼んでもいい?」

ジェ「いいよ」

ジェ「名前は?」

さら「さらっていうの」

「よろしく」

さらはジェシーがすこし様子が変だと思い

こう聞いた


さら「ジェシーにさ聞きたいことあるんだけど」

さら**「なにかあった?」**


ジェシーはこの質問が一番苦手だった

すこし困っている様子をみせたら


さら「言えなかったら無理しなくてもいいよ」

「ただはきだした方が楽だと思う」

ジェ「うん。また違うときでもいい?」

さら「いいよ。 ごゆっくり」


さらは去っていった

なんかもやもやする


フィーネで飲んだオレンジジュースは

ほかの店より

辛さを忘れさせるくらい甘く感じた



ジェシーが帰った後

一人高校生が来た

優吾「こんにちは」

さら「いらっしゃいませ」

「こちらへどうぞ」

「ドリンクは何しますか?」

優吾「コーラで」

さら「分かりました。少々お待ちください」


さら「お待たせしました コーラです」

優吾「ありがとうございます」


さら「お名前なんですか?」

優吾「髙地優吾です 高校生です」

さら「私はさらです。高校生です」

優吾「タメ口でいい?」

さら「いいよ」


優吾「さらはなんかいじめとかされたことある?」

さら「引かないでほしいんだけど」

優吾「うん」


さらの目のハイライトが一瞬消えた


さら**「いじめてた側なんだよね」**

優吾「え? 本当に?」

さら「うん 今はいじめるどころか

性格いいねって言われる」

優吾「そうなんだ」

「全然いじめてた側にみえない」

さら「ありがとう」

「そんなこと聞くってことは優吾になにかあるんだよね?」

優吾「ギクッ」

「そうだけど」

さら「言わなくてもいいよ」

優吾「いや言う!」

「家庭内暴力を受けている」

さら「そうなんだね」


髙地は少し涙が出そうだった

これが家族にバレたら殺されるだろうと思ったから


さら「そっか、、」


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徒歩8分、原六駅前、フィーネ空いてます

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