テラーノベル
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「嫌い」それは不破さんと付き合ってからすっかり聞き慣れた言葉。
不破さんに言われて傷つくかと聞かれれば、全くそんな事はなく、素直じゃなくてかわいい、くらいにしか思ってない。その言葉が、好き、って意味だということもわかっている。
今日もいつも通り軽く流そうとしたが、ふと気になってしまった。
「ほんとは?」
いつもならこんな事は聞いたりしない。本当にほんの少しの出来心。
「は?」
鬱陶しそうにする不破さんの口から発せられた少し低い声に、空気が凍る。
「ほんとに嫌いなの?」
逃げ道を塞ぐように、不破さんをじっと見つめ、再び問いかける。
耳をほんのり赤くした不破さんは視線を逸らした。少しの沈黙。
「……好き」
その沈黙を破ったのは、観念したような小さな声。
え、なに今の
思考が止まる。自分で聞いたくせに。まさか本当に答えてくれると思っていなかった。
「もう言わん」
といい、真っ赤な顔を隠すように俯く不破さん。
その姿に胸がぎゅっと掴まれる。
自然と口角が上がるのを感じる。顔が熱い。
あぁ、今すごい顔してるだろうな
と思い、口元を手で隠す。
不破さんが顔を上げるまでに、この顔なんとかしないと。きっと、バカにされてると勘違いして拗ねてしまうから。
夕焼けの赤い光が差し込む暖かい部屋は、いつもより甘い沈黙で満たされていた。
コメント
3件
え、好き
こっちの顔もすっごい顔なってますよ🤩🤩🤩🤩🤩🤩🤩すっげー!ガチ🤩🤩🤩🤩🤩うおー!!🤩🤩🤩
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