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そちらに了承した方のみこのお話をお読みください。
裏庭の壁の後ろで話している私とイソップ
イソップ
「 ぼ…僕…対人恐怖症なんです…。 」
イソップは震えながら言った。
Girei
「 対人恐怖症…? 」
「 人と喋るのが苦手…嫌いなあれですっけ…? 」
イソップ
「 は…はい。あることから本当に人が嫌いになって…。 」
イソップは人が嫌いになったことを事細かに話してくれた。
その途中で
エマ
「 Gireiさ〜ん?…あっ!イソップさんもいるなの〜!!おはようなの〜! 」
エマが壁からひょこっと頭を出してきた。
イソップ
「 お…おはようございます…。エマさん。 」
私は明るく話しているイソップの顔を見て、間を開けて言った。
Girei
「 人と話すの…苦手そうに見えないけどね…。 」
「 でも…それぐらい人と話すのが上手になった…んだと思う…! 」
イソップ
「 ありがとうございます…。 」
私は気分がまた悪くなったので、足早に自分の部屋に戻りすぐ眠りについた。
Girei
『 今の時間は…? 』
Gireiの部屋には時計があり、日付を表すカレンダー…というものがない。
Girei
「 今は…7時30分…。 」
時計が差しているのは7時30分。それが朝なのか夜なのか分からないが、窓を見る限り外は暗いから夜だろう。
Girei
「 …調子はなんとか……。 」
『 流石にお腹が空いたな…。起きないと…。 』
トントントン
部屋の扉が鳴った。この叩き方的にイライだろう。
Girei
「 イライ。入ってきていいよ。 」
扉からイライが入ってきた。
イライ
「 バレてしまったか…。君は耳が良いのかな…? 」
Girei
「 まぁ…そうなのかもね…。 」
イライ
「 Girei…昨日より顔色が良くないね…何かあったのかな? 」
確かにGireiは昨日より調子が悪いように感じ取れる。
顔色は悪く、猫背になっている。
Girei
「 …そうなのかも知れない…。昨日はそんなことなかったのに。 」
「 人にたくさん会ったからかな…。 」
Gireiは少し考え込んだ。
イライ
「 環境変化に体が追いついていないんじゃないかな?…エミリー先生に見てもらったらどうだい? 」
Girei
「 エミリー…確か、医師の女性の方だよね…。 」
確かに…ゲームが終わってから疲労感がすごかった。環境変化も合わさってきているのであれば納得がいく。
イライ
「 そうそう〜 」
「 肝心なことを忘れそうになったよ…Gireiにご飯を持ってきたんだ。エマから余り物だけどって! 」
イライからご飯をもらって食べながら少し話した。
イライ
「 そういえば…今日も手紙をもらったーってナワーブが言ってたような…。見た時すごく嫌そうな顔してたよ。 」
Girei
「 少しその顔見たかったなぁ〜。 」
「 手紙って…昨日のあれ…? 」
イライ
「 包み紙が同じだったからそうだと思う…。人数は同じ。4人だけに配られてた。 」
昨日もらった手紙を見せながら言った。
Gireiは少し疑問を抱いた。
Girei
「 他には誰かその手紙もらってた? 」
イライ
「 確か…エミリーとノートンと…マーサ…?だったっけ。 」
聞いたことのない人の名前…マーサ…いい名前の響きだ。
Girei
「 …特にチームとしての配分は考えずにランダムで4人選ばれるのかな……。 」
「 ナワーブに関しては2日連勤だよ。代われるなら代わってやりたいよ。 」
イライ
「 私だって代わりたかったさ。……あの本の中に挟まってたっていうルールの紙…覚えてるかい? 」
「 招待状が届いたら参加は絶対。逃げられない。 」
「 招待状に書いていたんだから…逃げられない…参加しないといけないってことだよ…。 」
そういえば…私は昔から体が良くなかった…。食べ物を多く食べすぎたり、環境変化に慣れてなかったりすると
気分が悪くなったり急に倒れたりするんだっけ…。
Girei
「 …だからその時に私は倒れたのか。 」
Gireは独り言を呟いた。
イライ
「 そういえば…エミリーとボーイくんがお茶会をするらしいんだけど、親睦を深めるために来ないかい? 」
「 あぁ…強制じゃないから。あと君の体調も心配だし…。 」
イライは少し焦りながら言った。
私のことを心配してくれているのだろう。
私は少し考えて言った
Girei
「 いや…行くよ…。少し要点をまとめたいから遅れて行くね。どこでやるんだい? 」
イライ
「 本当かい…!みんなにも伝えておくね。場所は食堂だよ! 」
「 とにかく無理しないで。初めてのゲーム明けなんだ。 」
イライは足早に部屋から出た。
ゲーム明け…。その言葉が頭をよぎる。
記録
私の名前はGirei。GireiRogue。この荘園にいるサバイバーだ。
この本を読んでいるということは、私が『________________』なのだろう。
私は2つの職業を持っている。マジシャンと『□□□』だ。
きっと君には私の姿が恐ろしく見えているかも知れない。でも記憶が新しいうちに……………
私が初めてゲームに参加したときの体験談をお教えしよう。
私は教会に居た。いや正確には教会に連れて行かれた。
教会の中には……
Girei
「 …よし書けた…。 」「 早く茶会に行こう。 」
私は足早に部屋を去った。
明日何があるとも知らずに。
時
は
過
ぎ
去
っ
て
い
く
。
そろそろクライマックス〜!!