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遥
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※SnowManBL、キャラ崩壊あり
🖤×💙
目黒side
目)…行くんでしょ
渡)……うん
少しの沈黙。
目)そっか
翔太くんが目を逸らす。
渡)、、、止めないの、?
俺は言葉に詰まった。
目)……翔太くんが決めたことだもん
翔太くんが小さく笑う。
渡)やっぱり、そう言うと思った
翔太くんは俺に背を向けて歩き出す
本当は呼び止められた。
一歩踏み出せば、まだ間に合った。
——なのに
足は動かなくて
ただ
遠ざかっていく背中を見てるだけだった。
「行くんでしょ」
なんて、平気な顔して言ったけど
本当は
引き止める理由を探してた。
“翔太くんの好きにすればいい”
なんて言葉でしか
送り出せない自分が嫌になる。
ねえ、
振り返らない翔太くんの背中に
今さら
「好きだ」なんて言えるわけないじゃん。
———ごめん
そう思ったときには、もう遅くて
心の奥で
そっとつぶやく。
許してね恋心よ
気づけば
隣にいるのが当たり前で
何気ない時間さえ
特別だなんて思わなかった。
くだらないことで笑って
同じ景色を見て
——ずっと続くって
どこかで信じてた。
でも
もう
あの頃に戻ることはなくて。
甘い夢は波にさらわれたの
あれから
少しだけ時間が経って
翔太くんのいない日常にも
やっと慣れてきた。
思い出しても
前みたいに苦しくはなくて
ただ
少しだけ胸が締めつくだけ。
——だからさ
今なら
ちゃんと笑って言える気がする。
心の中で
静かに呟いた
いつかまた逢いましょう
その時は
今より少しだけ
強くなれてるといい。
もし
またどこかで会えたなら
その時は
ちゃんと笑って話せるように
今は
この気持ちを抱えたままじゃなくて
ちゃんと
前を向ける自分でいたい。
———だから
そっと目を閉じて
心の奥にしまい込む。
その日までサヨナラ恋心よ
風が吹いて
何かがほどけた気がした。
ポルノグラフィティ 『 サウダージ 』