テラーノベル
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2,019
716
【終幕】
「ドア、、、開かない、、、ですね」
そう目の前にいるやつに言う
「困りましたね。あかないんじゃ」
そういいながら1歩1歩そいつに近づく。
こんなことを想定していないのか、はたまた怖気付いてるのかは分からないが後退りをしている
大の大人が
早く殺したい
それと同時にこいつを同じ苦しみに合わせてやりたい
同じことはできなくてもそれ相応の
「ねぇ。10年ぐらい昔にあった事件知ってる?」
「な、、、なんの、、、」
「爆弾の仕掛けられた整備不良車に政府の役員が乗せられてそのまま前のビルに突っ込んで爆発した死亡事件。知ってる?」
「し、知るわけないだろ!」
「そっか」
「私ね。その2人の娘なの。2人ともこのおどみんの組織の幹部だったんだって。」
「、、、知らないと言ってるだろ!」
「ねぇ車準備したのお前らなんだって?」
「、、、」
「お前らのせいで全部私の人生壊れたんだ、、、、!!」
だから、、、、だからだからだから、、、
「私の、、、、私たちの人生から、、、」
「消えろよ」
そう言った時だった2発ほど銃声が響いた
すっと何かが頬を切り裂くような感じがした。
どうしようもないほどどうにもできないことを悟った
もう終わりなんだ。
何もできない。
誰かが叫ぶ声だけが頭の中に響くのだった。
ーーー
目の前にはこの前紅楼館で見た時のように一面に血が広がっている。
これをやったのは私じゃない
けど誰かが殺してくれた
今こんなことができる人は1人しかいない
「ななっし〜おつかれ。」
「凸、、、さん?」
凸さんが何とか庇ってそのまま殺ってくれたようだ
その割には傷はついてない
「ほんとはななっし〜にやらせてやりたかったけど、、、さすがに危険だったから俺がやった。まぁこれで終わっても無念が晴れないだろうから、、、」
「このままラストデーやろっか」
出会った時のように甘ったるい声が脳を反響するのだった
ーーー
ラストデーが行われたのは会合をやっていたビルの地下だった。
初めて自分がラストデーを見た時と同じようにたくさんの人が集まっている。
違うのは自分がこれからショーを行う「出演者」であり、隣に凸さんがいるということ
「どうだ?こっちに立つの面白いだろ?」
「まだそこはわかんないけど、、、いいの?凸さんの仕事なんでしょ?」
「俺はこれに関してはただのサポートだ。あと最後の新人研修だな。それに、、、お前がまだ学んでない楽しさがあるからな」
そう言ってポンっと背中を押される
「とりま適当に解体しながらやってくれればいい。ってかラストデーやるつもりはなかったし、こいつを殺したこと自体が利益だからそんなに考えなくていい。ただ観客は面白いから見てこいよな!じゃあ行ってこい!」
そう言って舞台に上がる
オーディエンスは高揚している層と青ざめている層がいる
青ざめている人達は、頑強なスペースに入れられていてでられないようになっている
多分敵組織の人達だったのだろう
まぁそんなことはどうでもいい。
やろう私の、、私の復讐の物語のエンドロールを!
ーーーーーーーーーーーー
翌日
「ふぁ、、、、おはよ、、、」
「ななっし〜おはよ。ご飯もうちょいでできるから座って待ってろ」
「うん、、、、」
あれ?私昨日何してた、、?
なんだっけ、、、、
とりあえず敵を取れたことだけは覚えてる
で、その後ラストデーでってなって、、、
ああそうか、、、高揚しすぎて覚えてないんだ
「昨日はななっし〜凄かったぞ」
「ほ、ほんと!」
「すっごい楽しそうにしてた。よっぽど嬉しかったんだな」
「そうだよ、、、」
だって敵が取れたんだもん
「まぁ、、、でもいい顔するようになったよな」
「?」
「来たばっかの時はマフィアなんて嫌いですー!!!みたいに仏頂面してたやつが今じゃこんな組織にいてもニコニコしてんだから」
たしかにマフィアへの嫌悪感は薄れているかもしれない。
少なくともここおどみんに対する嫌悪感は気がつけば消えていた
「ってか昨日のあの組織どうなったの?」
「あぁラストデーの時に優秀なそうはさもさんたちが処理したみたいだから大丈夫じゃねーの?今べるちゃんたちが適当に証拠隠滅の処理してるみたいだし。」
「そ、そうなんだ、、、」
「まぁお前は気にすんなって!」
そう言って朝ごはんが目の前に置かれる
「わぁ!美味しそう!」
「それなら良かったわ」
これまで凸さんに何回かご飯は作ってもらってるが決まってお母さんが作っていたご飯と極めて似ていること。
こんなに料理1つでも似るもんか?
「そうだお前にちゃんと話さないとな」
「、、、?まだなにかあるの?」
「2つ。な」
「2つ?」
「うん。」
「お前のお母さんのことだ」
「!」
「実はなお前のお母さん達元幹部だって話しただろ?」
「うん。」
「そのちょっと前の話だ。」
「実はお前のお母さんと俺親族なんだよね」
「、、は?」
「遠い親戚でうちの家系は代々この組織に仕えてるから役員やってたんだよ」
「つまり?」
「遅かれ早かれお前ここの役員だったぞ?」
「じゃああの資料は、、、?」
「そりゃ一応親族の資料だぞ?捨てられるかよ、、、ってかあれななっし〜の情報ないか探してただけだし」
「ちなみに関係ないっちゃ関係ないこと聞いていい?」
「お母さんと作る料理全く一緒なんだけど教えてた?」
「うん。だってあいつ料理できないって言って泣きついてきたの俺だし」
通りで出てくるもの、料理の時の感じ全部似てるわけだ、、、
しょうもない繋がりすぎる
「もしかしてさ、最初意地でも私のこと近くに置こうとしてたのって、、、」
「そりゃ、、離せねーよ、、、今うちのうちの家系で残ってるのは俺とお前と少しの構成員だけだ。しかもお前は幹部だったやつの娘。その幹部は命を落としてる。だったら、、、」
「俺が守らなきゃダメだろ」
「そんなもん?」
「凸さんかっこいいこと言ったつもりなんだけど冷たくない?」
「カッコつけてたんですねはいはい」
「ひっど。泣くよ?」
無視してご飯を食べ進める
なんなんだこの人は
「それで2つ目だ」
「そういやもう1個あるって言ってたね」
「お前に、、、俺の座を継いでもらいたい」
「は?幹部ならまだわかるけど凸さんの座を?」
「もちろん幹部から選んでもいいんだが、お前に継いでもらいたい。」
「な、なんで!経験積んでそうな幹部でいいじゃん、、、」
「何度も言うようだが、お前の両親はもう居ない。ってかどっちかに俺は引き継ぐ予定だったから、そのままななっし〜に継いでもらう。」
「で、でもまともに仕事したことないよ!?」
アレの売りさばくことすらしたことないし
「俺の仕事は全部叩き込むのに時間がかかる。それは普通ならの話だ」
「普通なら?」
「俺さ、お前の特訓付き合ってて思ったことがあるんだ。この世界に揺るぎないほど向いてる。だから」
「適性があるから継げと」
まぁたしかに復讐っていう目的は遂げてしまった私に宛はない。
なら、、、
「わかった。私が継げばいいんだよね。」
「もしかして、、!」
「目的も達成させてもらったしね。それに、、、あんたもここも嫌いじゃないから、、、」
「それにそこまで言われたらしない訳には行かないじゃん?」
お母さんたちの分までやってみせるから!
コメント
2件
日曜日っていつだっけな〜と思いながら1日を終えようとして気が付きました…今日が日曜日だったと……そして一気読みして今に至ります 神ぃ…神です本当にありがとうございます!これからも頑張ってください…応援してます!
わぁ…神作を一気読みって…なんか悪い子としてる気分ですね… 最高でした