「た〜だいまぁ〜!」
「お帰りぃーって、なんでそんな酔っ払ってんの?!」
信じらんないんだけど!
と言う顔で若井を睨みつける。
今日は涼ちゃんとご飯だって言うから送り出したのに、こんなに酔っ払って帰ってくるなんて聞いてない!
若井もだけど…涼ちゃんのバカ!
「あ?!酔っ払ったらダメなんですか?」
ウザいウザいウザい。
酔っ払いのテンションてほんとに無理。
「もういいから、さっさとお風呂入って寝て下さい。」
靴が脱げないと暴れてる若井を無視して、ぼくは部屋に戻った。
数分後、少し不機嫌な若井がガチャッとリビングのドアを開ける。
「元貴、冷たくない?」
「別に。酔っ払いが好きじゃないだけ。」
「って事は、おれの事嫌いって事じゃん!」
めんどくせー。
「嫌いなんて言ってないでしょ。」
ぼくは少しイラつきながら椅子から立ち上がる。
寝室に行こうと若井の前を通った瞬間、若井に捕まえられて、人生初の壁ドン。
「じゃあ、証明してよ。」
「はぇ?」
真剣な眼差しにイライラも忘れて、一瞬トキメキかけた。
若井は、間抜けな返事しか出来なかった隙だらけのぼくのシャツを脱がしにかかる。
「ちょ、ちょっと!なにすんのさ!」
「うるさい。黙ってて。」
「んんぅっ!」
そして強引に唇を塞がれ、若井の舌がぼくの舌を絡めとる。
ビールの味がする。
普段お酒を飲まないぼくはそれだけで酔ってしまいそう。
「やだ!ビールの味がする。」
「我が儘なんだから。」
「どっちが!」
「あ、そうだ。元貴のちんこ舐めたらビールの味消えるかも。 」
ナイスアイデア!て顔をして、ぼくのズボンとパンツを一気に下すと、若井はぼくの股間に顔を埋めた。
「ふにゃふにゃのちんこ、可愛いね。」
「ちょっと!だめ!舐めないでよぉっ///」
手で扱きながら、先っぽを味わうように舐める若井。
「んへへ。ちょっとずつ硬くなってきたぁ。」
「ばか!変態!てかここリビングなんだけどっ。この!酔っ払い!」
若井の髪の毛を掴んで股間から引き剥がそうとするけど、この酔っ払いのどこにそんな力があるのかビクともしない。
それどころか、髪の毛を引っ張ったお返しと言わんばかりに、ぼくの弱いところばかりを責めてくる。
「んんっ、この!バカ井っ、いい加減にっ」
容赦なく与えられる快感に足がガクガクして立っていられなくなりそうになる。
「だめ、ちゃんと立ってて。」
そう言って若井は、ぼくの腰掴んで強制的に立たせる。
そしてそのまま、いやらしい音をたてながら激しく責め立てていく。
ペロッ、ニチュニチュ…
「ァッ、や…先っぽグリグリしないでっ///」
ジュル…ジュポッ…
「お願いっ、もうやめてぇ///でちゃう、」
ジュブジュブ…
「んぁっ、ハァ、やだやだやだっ、 」
ぼくのを咥えている若井と目が合う。
「だ、めっ、吸わな…でぇ!ああっ、///」
限界だったぼくは、与えられる強い刺激に我慢出来ず、若井に見られたまま口の中で果ててしまった。
目を逸らす事が出来ず、そのまま絶頂の余韻に身体を震わせるいると、目の前で信じられない事が…
…ごっくん。
「は?!ちょっと!!!」
「んへへ〜美味しかった〜。」
満足そうに舌をべーと見せる若井。
信じらんない!!
飲んだの?!
「いつも汚いからって飲ませてくれなかったから、うれしっ。」
「〜〜///さいあくっ!!!」
恥ずかしさと、怒りと、色んな感情でグチャグチャになる。
いつもぼくが嫌な事はしないのに…!
なんで?!
「ごちそうさまでしたっ。」
動揺しているぼくを尻目に、そう言いながら立ち上がって 軽くキスをすると、その場に座り込んでしまった若井。
よく聞くとスースーと規則正しい呼吸音が聞こえる。
「こんの…酔っ払いがあ!!」
-fin-
コメント
2件
いつまでも見てられる、