コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第3話
それは検診の帰りだった。余命宣告をされて1カ月やりたいことがたくさんあることに気付いた。今まで毎日毎日似たような日々を過ごしていた。余命宣告されるまで気づかなかった。まだ生きたい、死にたくない、そう思うのは死ぬことを知ってからとはなんて儚いことなのだろう。悔やんでもしょうがないやりたいことリストのことやるぞー!「ドンッ」「痛っー」「あれッ?秋月さん?」そう言った彼はまたもや焼津くんだった。「すごい偶然だね〜」「だな」そんな話をしているうちに私はやりたいことノートを持っていないことに気付いた。あったと思ったらそれは焼津くんの手の中だった。「やりたいことリスト?①海に行く②友達と遊園地③好きな人つくる、その他いっぱい〜?」読まれた、ウソでしょ最悪。「お前こんな普通なことやりたいの?」そう言われた。そんな彼はいつもクラスの中心にいるような人間で、彼には分からないのだろう。「そうだよ。なんか悪い?」「いや、いんじゃね?てかさオレとやってみない?やりたいことリスト」そう言われたときドキッとした「いやそんなことだめだよ!迷惑はかけられないよ」確かに全部1人ではできないことだけど、でも、、、「迷惑じゃなくて、オレ結構お前のこと気に入ったっていうかオレがやりたいと…」「あっはっは!」その言葉を聞いたとき嬉しかった。「お願いします!」焼津くんとやってみたいと思った、一緒にいてみたいと思った。「任せろ!」そう言われたとき自然に笑みがこぼれた、。