テラーノベル
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日本「にゃぽん、僕たちの先代って誰なんでしょうね」
「……え、急に何。」
日本が先代という言葉を発してドキッとした
……まさか、そこまできになってるなんておもってなかったし
興味無さそうだったし……
日本「だって気になるじゃないですか。先代。」
「……そこまで?僕そんなに気にならないけどなぁ……」
日本「にゃぽん……夢ないんですか……?」
「……ないかなぁ」
日本「夢がないですね……とにかく先代知ってますか?」
「…………さぁ、ね。」
日本「……?まぁいいですが……こーゆーのは物知りなドイツさんにでも聞いてみますかぁ……」
「多分ドイツさんも知らないんじゃないかなぁ……」
日本「じゃあイギリスさんとか!」
日本「先代と同盟組んでたって聞きますし!」
「……イギリスさん……かぁ……」
「てことがあったから……その、黙っててくれる?英国さん」
イギ「えぇ……そこまで黙ってなくてもいいのでは?」
「……何があったか全部知ったら、あいつ多分落ち込んでダメになる。」
「そうなったらめんどくさいし、何より僕がバレるのがやだ。」
「だから黙っててくれる?」
イギ「……まぁ……あなたって隠して今まで生活してましたしね……」
イギ「しっかたないですねー!黙っててあげますよ。」
イギ「その代わり寿司奢ってください。回ってていいんで。」
「……交渉成立ね。いつ行く?」
イギ「私の気分で決めます」
「あっそ。急には無理だかんね。」
イギ「わーってますよ。ちゃんと行けるか聞きます。」
「じゃ、そゆことだから。もうすぐ日本がチャイム連打すると思うよ。」
イギ「ゑ???」
……しっかしなぜ日本は先代が知りたいんだ……??
知ってもいいことなんてひとつもない。なんならむごいことしかない。
それに……何も知らない方が、まだ幸せ……だし。
…あー、このこと考えてもキリがない。
……何も知らない、日本でいてね。
コメント
17件
なんかタイトルといい雰囲気といい大好きすぎる!!! 神作品をありがとう…🐜
好きすぎて爆発するんだけど大丈夫?(?)