テラーノベル
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暴風が、吹き荒れて冷たく湿って。
若干雨も混じって、いる気がするが。
それが気にならないほどの、
悪天候だ。月明かりも届かない、
唯一暖色を滲ませる。
ランタンだけが。温かさを、
感じさせる。
「…………ァ」
一人の、いやそうではない。
7体ほどの、キョンシーの札が。
宙を泳いで、キョンシーたちが。
解き放たれ、活発に
動き始める。
異世界らしくまばゆく光る。
大聖堂のステンドグラスが、
照らしたのは、
牧師ではない少女だった。
大量の書類と、
魔法薬剤。なんだか
特殊な、焦げ臭いにおい。
死んだ目、無理もない。
外には、大量のキョンシーが。
居るのだそして、
少女自身もキョンシーだった。
黒い目
黒い肘まである1本の三つ編み
紺色の官僚服
14歳かもっと下にも見える、
丸く無表情な顔。
青白く変色した皮膚
140程の小柄な子供
札の取れた黒い官僚帽
生前の名は、
王花。
東方奥地中華に生まれ、
ここハルノル王国の、
さらに極西。聖地ノヴァス
奪還聖戦で。巻き込まれ、
この世をさった。
キョンシーの、
大暴れ。これによる
パニックで、教会は散乱している。
不自然だ。なぜなにも
燃えてないのに焦げ臭い?
眩しい、焦げ臭い。
さっきの光が嘘かのように、
なんだか暗い。
「あれ?」
そう王花は、声をあげた。
キラめく、
大理石の大聖堂が。
誇る魔方陣の数々が、
光っている。安全ゲートが、
混乱で魔方陣の
上とか関係なしに。
人が突っ切ったのか、
破損していた。
赤い血が、魔方陣を。
囲んでいたであろう、
木のフェンス。人の善意を、
信じきっているような。
細いフェンス、
これ1本で未来は
変わったらかもしれない。
なんだかかなり、
焦げ臭い。これはなんだ?
独特で嗅いだことの無い。
そんなにおいだ。
跳んで
ドン 着地する
跳んで
ドン 着地する
筋肉が死後硬直で、
力んで圧迫された骨が、
着地した衝撃で痛む。
一番大きい、魔方陣に
王花は、
足を踏み入れた。
眩しく魔方陣が展開する。
焦げ臭さの正体はこれか、
魔方陣発動に
大量の魔力が消費され。
その力で地面が、
焼ききれた。いや
術式ごと、焼けている。
暗い、なんだか
息がしづらい。
でもなんか意識が、
ハッキリしてきたなぁ。
「暗くてよく見えない、あれ?
私喋れてる?」
王花は
知性を獲得したようだ
コメント
1件
うわああ第2話もとんでもない世界観だね…!!😳✨ キョンシー×異世界ファンタジーの融合がめっちゃ新鮮で、焦げ臭い匂いと暗い大聖堂の描写が脳裏に浮かんでくるよ…! 王花ちゃん、死んだあとキョンシーになって、しかも突然喋れるようになったの?「私喋れてる?」のセリフにグッときた…😭💕 この先どうなるんだろう、続きが気になりすぎるよ〜!!🌸
花教読んで
55
#創作
#え、?フォローしてるよね?もちろんのように。してねぇなら今すぐしにいけぇぇ!!
まりりん
921