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富豪たちが秘密裏に行う、ひとを高値で買うオークションー
通称、裏オークションに、20代半ばの悠真は友人に連れてこられた。
ホテルのバイキングで通常使われる場所だった。
埃ひとつない清潔な空間で、壁は漆で塗られていた。
30代程度が多く、20代も見渡せばちょこちょこいた。
悠真は、内側に軽く巻いた明るい茶髪の髪だった。
『…ねえ、俺帰っていい?俺の家の従業員は足りてるしさぁ』
悠真は少し気だるげそうな
少し幼く見える可愛い声で言い放つ
悠真はスマホを片手に持っている。
前髪は少し長く横に流していた。
『お前も付き合うくらいはしろよ。
それに、足りてても意外と使えるぞ?』
友人の律が、少し低い男前な声で、少し笑いながらワインをもって言う。
黒髪だが毛先を紺藍に染めていて、目はキリっとしていた。
**『**へぇ…まあ途中で帰ろっかな~』
呆れたような冷めた口調で言う
しばらくすると、スーツを着た司会らしき30代前半の男性がステージに立った。
『皆様、お越しいただきありがとうございます。』
わざとらしいほど高らかな声で30代の男性がマイクを通して話している
『本日、オークション第10回目を開催させていただきます。』
司会が両手を横に広げると、拍手が飛び交った。
『本日は通常より丈夫な人が勢ぞろい!最初の品は――』
司会が、片手にリモコンを持ち、壁にある大画面のモニターに、”商品”の全体画像と、プロフィールを映し出す
”商品”は、無地の囚人のような簡素な服を着ていた
成人している女・男、年代は様々で、比率も同じくらいだった
富豪たちが、2000,3000万とお金をどんどん上げて、落札する形式でしていく
…くだらないな。こんなことして、なにになるんだか
悠真がそう思いながら冷たい目でステージを見ている
友人の方を見ると、無感情のような目で、6割ほど注がれた果実のワインをもっている
8000万~一億程度で大体落札されていく。
一時間半ほど経ち、律は少し遠くで愛想笑いをしながら取引先と話していた。
悠真があくびをし、借りてる所のスタッフからお勧めされた大福を
悠真が二つ取り、少し口に入れる。
20代後半程度の、少し背の高い男性が出てきた。
司会がマイクで声を出す。
『こちらの”商品”は、少し躾がまだ足りてない部分もありますが、家事を全てこなします』
最初より高らかではないが、大きな声で平然と司会が言う。
へぇ…まあ顔だけ見るか。
そう思いステージの方へ近づくと、美形だが
”購入者”に期待などない、ゴミでも見るような目だった。
富豪たちが少しお金を惜しみながら、間はありながらも、先ほどの二分の一ずつ落札額をあげていく。
怯えてないんだ?変なの。…でも―
ちょっと気になるな
『…二億』
後先考えずにいつもより1トーンくらい低い声で言う。
コメント
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お疲れさまです、翠さん。第1話、一気に世界に引き込まれました。冒頭の「裏オークション」という設定の重さと、悠真のどこか醒めた視点の対比が効いていて、最後の「二億」という一言で心臓を掴まれました。ゴミを見るような目をした“商品”に、悠真がなぜ惹かれたのか——その静かな狂気にも似た一歩が気になって仕方ないです。続きが待ち遠しいです🤍