テラーノベル
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この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
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阿部side
『風呂はいってくるー』
「いってらっしゃーい」
翔太が風呂に入るらしいから、それを見送ってからなんとなく部屋の掃除を始めた。最近二人とも忙しくてちょっとばかしとっ散らかってるからと始めただけだったのに、俺はあるものを見つけてしまった。ちょっと状況が変わってくるぞこれは
「これ…は、?……あらぁ…」
見つけてしまったのは謎の箱。多分翔太のだろうから、開けなくてもいいとは思った。でも好奇心に負けてそれを開けてみると、入っていたのは所謂大人の玩具。割と長いぽこぽこした…なんだっけこれ、アナルビーズっていうの?なんか多分まあ、そういう感じのやつ
「こういうの使いたかったのかなー…何種類かあるし」
次から次へと出てくる玩具は新品のものが殆どだった。俺に後ろめたくて開けてないのか、これとかそれがよっぽど良かったから他は開けてないのか。いずれにしても俺がいるんだから良いじゃん、なんて思ってしまう。まあでも、出てきた玩具の中に前を使うものは一つもなかった。要するに俺が開発しまくったせいで後ろ以外でイけなくなっちゃったんだろうな、ってのだけは可愛いと思った
「どーしよっかなこれ…」
仕舞うか、問いただすか。まあこれを口実に今日抱いてやろうか。箱を閉じて玩具を並べて、他のところの片付けを粗方済ませてから彼を待つ。暫くして風呂から上がってきた彼は、信じられないものを見るような目で此方を見ていた。はは、かわいそー笑
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渡辺side
おいおいまじかよ、それは聞いてねえって。にこにこと不敵な笑みを浮かべる彼の目の前には何やら色んな玩具が置いてある。しかもそれらの所有者俺。おーい見つかるとか思ってなかったって、何そのにやついた顔…怖すぎんだけど
『…上がりました。けど、』
「こーゆーの、いっぱい持ってんだね」
『…阿部ちゃ』
「これとか凄い動きしてるよ、可動域どうなってんの?」
『なんでそれ見つけt』
「俺にはわかんない世界だなあ、気持ちい?これ」
いやまあ、お前とするときよか劣るけども気持ちいいのは気持ちいいですよ。だってそういう道具だし。こんな性格だからよくなかったら多分捨ててるし。えーこの感じ絶対怒ってるよな、怒られたくないんだけど…
『…ごめん』
「なんで謝るの?別に悪いことしてないのに」
『えだって、勝手にこんなん買ってさぁ、隠してて…さぁ…。お前こういうのやだろ』
「うーん…まあ、嫌ではあるよね」
だろうな、知ってる。照の影にかくれてるだけで案外嫉妬深いし、自慰するくらいなら俺呼んで、みたいなタイプだし。だから見付かりたくなかったのに。てか俺から誘うとか絶対無理だから、あまりにも溜まってる時にはそういう…まあ、玩具。使って、発散してたのに。バレたら終わりじゃねえか…
『んで、何。捨てればいいの?』
「んや別に?持っとけばいいじゃん、好きなんでしょそういうの」
『いやいいよ、これからは黙って一人でしたりしないって約束するから』
「あ。」
『え?』
「閃いた。」
またろくでもねえこと考えてんだろ。閃いた。じゃねえよ。でもこの立場上強く出れないからとりあえず何を言い出すのか聞いてやることにした。どうせ聞いてから後悔するんだろうけど
『…なに』
「俺が居ないときいつもどうしてるのか。使って見せてよ」
『…は?』
待て待て、今なんて言った?これ使って自慰してるとこ見せろ、ってことだよな。いやいやいやそれは…それは無理だろ。頼む、聞き間違えであってくれ。羞恥心がカンストして俺死んじゃうよ多分
「だから、玩具使って一人で気持ちよくなってるとこ。見せて?」
『そ…れは、』
あぁくそ、これはきっと頷くまで逃がしてもらえない。いや、頷いても逃がしてはもらえない
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「後ろ結構柔いんだね」
『…今日、するかなって思って準備してきたから』
「何それ可愛い、ごめんね用途変えるようなお願いしちゃって」
『ほんとだよ、こんなもん入れるために解したんじゃないっつーの』
結局抵抗しきれず、既に緩んだ孔を晒すこととなった。これからするのがセックスならまだしも、恋人の目の前で自慰ってなんだよ。他カップルの話沢山聞いてる方だけどこんな羞恥プレイさせられてるとこなんか聞いたことねえぞ。なんでこれ俺がやんなきゃいけないんだよ
『…っん、ふ…ぅ”、…っぁ、』
「あは、イイトコ当たってんだ。でもまだ入れるんでしょ?」
細い小さい球から順番に入れていくと段々腹の中が圧迫されて苦しくなってくる。けれど、その苦しさを越えた先にあるものは大きな快感でしかなくて。ある一点を球でぐり、と押し込まれれば堪えきれなかった分の声が漏れ出た。そこで止めようかと思ったけれど、いつもそんなもんで終わってるわけがないと彼は思っている筈だから仕方なく奥へと進め続ける
『は…ぁ、…っく…ん…♡も、ちょっと…ぉ、く、』
「…翔太はここんとこまで犯されるのが好きなんだもんね」
『…?!っゃ、めろ、そこ押…すな、っあ、♡』
半ば無理やり玩具を最奥まで押し込んで、馴染むまで少し放っておこうと思った矢先に彼の手が俺の腹上に置かれた。そのままピンポイントで玩具の先端が圧迫しているところをぐぐ、と押してくる。なんでわかるんだよ、俺の身体の構造把握してんのやばすぎんだろ
『も、ほん…とに、やぇ…やめて、♡』
「じゃあ自分で動かして?いつもどうやって一人でしてるのか、どんなのが一番気持ちいのか、教えて。」
『…ぅ~~♡…ん、っん、ぅ、…ぁ、これやば、♡』
言われるがままに引き手を持って動かしていると、腹の奥の方で小さい球が内壁を抉ってきているのと入口付近で大きめの球が出入りしているのがよくわかる。同じ玩具から得られる全く違う感覚に脳がキャパオーバーを起こしてしまいそう。それを見られているという背徳感もこの快楽を後押ししている気がした
「ふーん…一人で弄って一人で気持ちよくなってさぁ、その上見られて興奮してるんだ。翔太ってそんな変態だったんだね、知らなかったな」
『ちが、』
「手、止まってるよ。手伝ってあげようか」
唐突に俺の手から取っ手を奪い取ったかと思うと、自分の意思に関係なく玩具が動き始める。彼からすると実物なんて見たことも使ったこと無い所見の玩具。それをいとも容易く、俺よりも上手くいいところに当ててくるこいつはなんなのか。
彼の手によって動かされるそれから得られる快楽をまともに全部受け取って、大して可愛くもない喘ぎ声を漏らすだけの時間が恥ずかしくて。早く過ぎてしまえと思うのに、彼はそれを許してくれなかった
『んっ、ふ…♡ぁ…ぇ、?ねぇ、なんでやめんの、』
「んー何が?」
『…な、にって。寸止め…』
「なんの話ぃ?」
うわこいつ…すっとぼけやがって。ムカつく、ほんとに腹立つ。にやついてる目の前の顔をキッと睨むも思い付く言葉は一般的に「お強請り」なんて言われる言葉ばかり。悔しいから自分からは言いたくなかった。でも俺が動かない限りは事も進まないってわかってたから、最終的には根負けして俺から言ってしまった
『…意地悪しないで』
「ふふ、ごめんごめん。で、翔太はどうして欲しいの?」
『ィ…か、せて、ほしい。寸止めはもう、やだ、』
「そっかそっか。じゃあお望み通り、翔太の好きなとこいっぱい気持ちよくしてあげる」
トントン、と取っ手部分を彼が叩くとその振動が奥の方まで響く。その僅かな刺激をも快感として拾ってしまうのを恥ずかしく思いながらも、身体は更なる快楽を求める。彼が取っ手に指を引っかけただけで、その先に予想される快楽を想像してしまって腹の奥が疼く。恐らく期待したような目を向けて彼の動きを待っていると、急に玩具が引かれて多分数個球が中から抜けていった
『っひ、?!♡ん…っぁ、抜け…て、♡』
「ん?あれ、これブルブルするやつ?」
『そ、だけど…ぉ、ぁ”、待っ…、♡やば、ぃ、それ、止…めて、♡』
「スイッチあるんだから使うに決まってるよねぇ。止めてほしい?」
『ぅ、ん、』
「むーり♡」
玩具のリモコンを見付けてしまった彼は、無慈悲にもスイッチをいれてしまった。しかも多分強で。そのまま奥にまた押し込んでくるもんだから、いいところを押し込まれる感覚に加えて細かい振動まで鮮明に感じ取ってしまう。恥ずかしいのに、気持ちいい。そう感じてしまえば屹立からは呆気なく白濁の液が吐き出された
「玩具だけで…しかも後ろだけで、イッちゃったんだぁ」
『ふぅ…ん、ぇ、?』
「いつからこんなえっちな仔になっちゃったの」
『…お前がそうしたんだろ』
「ま、俺以外に男作ってたりしたら許さないけどね~最悪殺しちゃうかも?」
怖いこと言ってんなあ。まあ割といつも通りだからあんま気にしないのが一番なんだろうけど。てか今日これで終わり?ひたすら玩具で遊ばれただけで終了?いやいや、まさかそんなわけないよな。何気に阿部ちゃんの阿部ちゃんもおっきくなってるし。バレてっからな
『…もう終わり?』
「ん?抜いてないからまだ出来るのは出来るけど」
『いや、そうじゃなくて。その…今日は、セ……ク、ス、しないのかなって』
「なに、したいの?物足りなくなっちゃった?」
『まあ、阿部ちゃんとの方が気持ちぃ…し、』
最後の方はもう消えかけてしまっていてほとんど聞こえなかったけれど、彼は嬉しそうに微笑んだ。あーあ、状況がこんなんじゃなけりゃこの微笑みもかっこよく見えるんだけどなあ。今となってはただの変態のほくそ笑みにしか見えねえ
「じゃあしよっか」
『ん。……っちょ、ぉ”前、!』
「あは、いい反応するね。もうちょっとこれ使おっか♡」
意地の悪い彼とそれに翻弄される俺の長い夜は、まだまだ続く
コメント
8件
すこ︎🫶💕 リクエストいいですか、、? 阿部ちゃん受けかふっか受けやって欲しいです!
しぬーーーーー🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️

だめ、こんなん、もう、🫠🫠🫠🫠