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今にも恥ずかしさと怒りで爆発しそうな仁人を太智は力強く抱きしめる。
「あー、もう、あざとくすんのもいい加減にしてや!」
「なっ!あざとくない!離せー!!」
「いやや!絶対離さへん!さっき譲ったもん!」
外側に力を入れる仁人だが、鍛えられた太智の力に敵う訳もなく。ぎゅっと太智の腕の中に収まった仁人の体が力を抜くのを感じると太智も力を入れていた腕からフッと力を抜く。
「あー、ほんまに、ほんまに俺のなんや。」
太智がぽつりと呟く。もう10年以上聞いてきた声のはずなのに、知らない声に聞こえるくらい落ち着いて愛おしさが溢れていた。
「ほんまに嬉しい。仁人、愛してる。」
「んなっ、!き、急にそういうこと言うのやめろ…。」
「思ってるから言ってるんよ。」
「わかってるけど…。」
「ははっ、じんちゃんは照れ屋さんやから急に言われたら照れてまうもんな?」
いつも通りの明るい声が聞こえたと思ったらまた仁人をからかう太智。
怒られると思って少し体を離して仁人の様子を伺うと、悔しそうな顔をして顔を赤く染めている。
「えっ、仁人そんな怒った?」
「ちがっ、確かにムカつくけど。違くて、…。あの…。」
「ん?」
「俺も…。」
「……え?」
「俺もっ、愛してる!!」
肺いっぱいに空気を沢山吸って、何を言い出すのかと思ったら。
突然の仁人からの愛の言葉に太智も仁人と同じように顔を赤く染める。
まさか、仁人から言ってくれるなんて。
本人から改めて真正面から愛を伝えられたことで本当に思いが通じ合うことができたのだと、途端に実感する。胸がじんわりとあたたかくなったのを感じた。
「あーもう、ほんまに。ほんまに可愛いな仁人さんは。」
「んなっ!どこが!」
「ほっぺ真っ赤にしてそんな可愛いこと言われたら、俺もっと仁人のこと求めてまう。」
「……。別に。付き合ってるんだし。いいんじゃないの。」
「…ほんまにええの?」
水分を多く含んだその大きな目をまっすぐ見つめると、仁人はこくんと静かに頷く。
きちんとスキンケアされてすべすべなその頬をするりと撫でると仁人はゆっくりと目を閉じる。
それを見て太智はゆっくりと仁人に近付き、音も立てずにただ唇を合わせた。
ゆっくり離れるとそろりと開けられた仁人の瞼。
目が合って、もう一度キスをする。
お互いの心臓の音が聞こえる。ドクドクと、絶え間なく激しく鳴る鼓動に余計に恥ずかしさを覚えた。
「…仁人。愛してる。」
「…おれも、愛してる。」
膝の上に揃えて置かれた仁人の手を握ろうと手を伸ばしたところで2人のスマホが同時に振動する。
マネージャーからの連絡だった。
YouTubeの撮影の時間らしい。残念だが、二人の時間は終了だ。
「…もう2人きり終わりやぁ。もっと独り占めしたかったなぁ。」
「…もう恋人なんだからいつでもいいよ……。」
「っ!ホンマに今日なんなん!可愛すぎやで!」
「あーもう!可愛いって言うの禁止!!」
「それは無理や!!勝手に出てまっとるんやから!それを止めるなんてできへん!」
いつもみたいにやいやいと言い合いが始まったが、今までのそれとは違う。同じ気持ちで、愛してる者同士のやり取りだった。
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💛さんキス好きだと嬉しいです♡
うる
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コメント
5件
ううう後編もとても良きでした…✨👏✨ありがとうございます😭✨ 10年以上聞いてきた声なのに知らない声に聞こえたってとこが好きです…!! 💛さんへの気持ちを隠し(抑え)ながらいた時と違って、相手に想いが通じている今この時の気持ちから出た声なんだなって…(;▽;) そして💛さんはちゅー好きですよねきっと✨インタビューで1日10回以上〜のコメントもあったし…🤭
💛さん、実は過去に「チューは一日十回じゃ足りない」発言した男です…絶対チュー好きだ……😻😻😻沼です😻😻😻
めっちゃキュンキュンしました!!😭💕 太智くんの「愛してる」連発に仁人くんが照れるの、最高すぎます…!しかも仁人くんが自分から「俺も愛してる」って言い返すシーン、もう胸が詰まりました😢💖 最後のキスシーンもエモすぎて、2人の幸せそうな空気がこっちまで伝わってきてニヤニヤが止まらなかったです…!のりもちさん、素敵な作品をありがとうございます🌸✨