テラーノベル
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私はレミフラ。今、六神の一人、カオスと戦っている。
私の罪が原因でカオスは怒りを露わにしている。
私に出来ることは…これしかない…
私 「済まなかった…!」
私は謝ることしか出来ない。今まで怨念に取り憑かれていたが、たくさんの人を巻き込んで
しまったのは事実。だから、カオスに、全力で謝ることしか出来なかった。
自然と涙が溢れた。
私 「本当に…済まなかった…」
カオス 「…なんだよ…それ…俺だって…分かってるよ…でも…人の命が奪われる
所を見たくなかった…もう良いよ…戦いは終わりだ…俺の負けだ」
私 「え…?」
カオス 「だーかーらー!俺の負けだよ!あ〜あ!あのお方に失望されちゃうな!」
私 「良いのか!?お前はまだ戦える!私の命を奪う事だって…」
カオス 「気が変わっちまった!もう良いよ!ほら、仲間連れて帰れ!」
私 「…なぁ、カオス」
カオス 「何だよ、まさかまた戦うなんて言わないよな!?」
私 「私達の仲間にならないか?」
カオス 「はぁ!?んなバカな!仲間が許す訳無いだろ!?」
私 「お前は誰の命も奪ってない、アリスもパチュリーも生きている。だから
大丈夫だ。きっとアイツらなら受け入れてくれる」
カオス 「…いや…俺は…アイツらを裏切れねぇ。本当は、アイツらの事を家族だと思ってる。アイツにとってはどうでも良いかも知れねぇけどよ。俺にとっては大好きな存在
だから」
カオスは寂しそうに話す。
私 「分かった…だったら、何かあったら私達を頼れ!必ず力になる!」
カオス 「おう!頼んだぞ!友達!」ニコッ
私 「…!あぁ!」ニコッ
あれから戦いは進み、私たちは冥界で異変が起きている事を知り、駆けつけた。
そして来て見れば、六神同士で戦っていた。
カオス 「ゾディアーク!もうやめろ!エクスデスも、もう限界だ!」
ゾディアーク 「知るか…私の希望を奪った奴を殺して何が悪い…?」
見ればわかる。カオスは必死に仲間を護っているが、もう限界だ。
私 「カオス!大丈夫か!?」
カオス 「レミフラ!おい!離れろ!」
ゾディアーク 「何だ?あぁ、お前が話していた友達という奴か?くだらんな」
カオス 「レミフラをバカにすんじゃねぇよ!」
あれからずっと戦い続けているが、私の身体も限界に近い。
ゾディアーク 「じゃあな吸血鬼…お前ももう此処までだ」
マズイ…思う様に身体が動かない…このままでは…
私 「ケホ…ケホ…カオス!」
私を庇ってカオスは倒れている。
私 「カオス!どうして私を!」
カオス 「だって…友達…だろ…?友達くらい…護らせてくれよ…」
私 「馬鹿だよお前は…本当に…馬鹿!」
カオス 「レミフラ…ゾディアークの事…頼んでも良いかな…?」
私 「…え?」
カオス 「言っただろ…アイツは…俺の大事な家族だって…だから…アイツの事…
救ってくれないか…?」
カオスは弱い声でそう言った。友達からの頼み、聴かない理由が無い。
私 「分かった…約束する…必ず救ってみせる!」
カオスは優しく笑って、意識を失った。
おやすみ、カオス。私と友達になってくれてありがとう。
コメント
6件
想像したら感動で涙が溢れてきました..!!友情が芽生えた2人は最高にカッコイイ..!! もう.....大好きです(語彙力損失)
カオスくんレミフラさんに友達って言われて嬉しかったでしょうね!でも、他の六神の皆さんも"家族"のような存在だから裏切るようなことは出来なかったから、"友達"に頼んで助けてもらうようお願いしたんですね!お二人ともカッコよすぎです🥹🥹
最強でさいっこうです✨️ありがとうございます!推しがカオスとレミフラ様なんですよ!!残りの授業これで栄養補給できました!!