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―――身長が高い奴は嫌い。いつも俺を見下してくる
―――教室の扉の前で立つ奴も嫌い。邪魔
―――たまたま席が隣になったカップルも嫌い
―――男のくせしておかっぱみたいな髪型してる奴も嫌い
―――マッシュも嫌い。あんなのヤリモクしかいない
―――部活は嫌い。時間の無駄
―――運動部は嫌い。勉強できない馬鹿だから
―――文化部も嫌い。文化部のくせして部活頑張ってますオーラを出してるから
―――吹部も嫌い。文化部のくせしてた運動部と同じ立場になろうとしやがる
―――廊下で友達と歩いてる奴も嫌い。死ね
―――駅の改札でグダグダするやつも嫌い。邪魔
―――俺よりブスなくせして彼女作ってる奴はヤリモク
―――ブスを彼女にしてる奴もヤリモク
――――ピッ
駅の改札に交通系icカードをかざす
そのまま耳に付けた有線イヤホンを丸め込みながら駐輪場に向かい、チャリのカギを開ける
――チャキン
「―――分かるよぉ、いじめられた後ってさァこの世の全てが気に食わないよねぇ」
チャリのカギの開錠音と共に声が聞こえた
「………もしかして俺に向かって言ってます?」
男は顔を上げ目の前の女に話しかける
「そりゃそうだよ。ここには君しかいないじゃないか」
辺りを見渡すといつもはいる人間たちが今日は一人もいない
「なんスか」
男が睨むように応える
「いやァそう睨まないでおくれよ、私は君を幸せにしたいんだ……どうだ?魔法少女にならないかい」
女はそう言うと口角を上げる
「………魔法少女の勧誘なんか男にするべきじゃ無いでしょ」
「おっとぉ。今は令和だぞ、発言には気を付けてもらおうか」
女はそう言うと顔を傾け、前髪の隙間から男を覗き込む
「まぁ魔法少女だなんていきなり言われてもピンとこないだろうな。じゃぁこうしよう……君ィ、ヒーローになりたくないかい?」
「なりたくないよ。俺は……勉強とか、イロイロ忙しいんだ」
「そんなこと言うなよ少年よ……よぉく考えてみたまえ、ヒーローになったら何ができる?何が手に入る?どこまで許されるようになる?」
「それってそう言う……」
俺のへの字に曲がった眉とは反対に頬は緩んでいく
「ムカつくアイツをぶん殴れる?気になる巨乳のあの子と付き合える?そんな程度じゃないさ」
女はそう言うと片手でマルを作り、片手でその穴の中に指を出し入れする
「君くらいの年頃ならヤりたくなるだろうゥ?」
女はそう言うとニヤっと笑う
「それに、ヒーローになったら君の事を下に見ていたアイツだってアイツだって、手の平ひっくり返すかもなぁ」
「………どうやったら魔法少女になれる?」
俺の言葉に女は顔を一気に近づけ口に舌を入れてくる
「ッ!」
絡みつく彼女の舌に思わず声が漏れる
「……契約成立だねェ」
女はそう言うと目を細める
「最高のファーストキスだっただろう?」
女はそう言うと俺の反応を楽しむようにニヤニヤと笑う
「……契約完了って、キスで魔法少女になれたのか?」
その言葉に女は俺に近づき腰に手を回す
俺が一歩引こうとすると女は足を絡めてくる
「いやぁ正確にはまだ魔法少女にはなれない。もう1工程必要さ」
女はそう言うと抱きつき、俺の耳元に口を当てる
「続きは私の家でシようか……」
――――2時間後
「コレで正式に君は魔法少女になれた。幸せだろう……?」
女はベットの上で縛られまま気絶した男に向かって囁いた
「他じゃもう気持ちよくなれなくなってしまったねぇ」
そう言うと女はもう一度男の上にまたがった