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うわっ!夢美留子さん、第8話めっちゃ良かったです〜!😭💕 公美子ちゃんの気まずさと栞さんとの屋上シーン、めっちゃドキドキしました!特に「動悸が止まらない」って描写がエモすぎて、私も一緒にドキドキしちゃったよ…! そしてまさか栞さんが男の子だったとは!?僕→俺に変わる一人称トリックに完全に引っかかったわ(笑)啓祐くんを取り巻く秘密が少しずつ明らかになってきて、続きが気になりすぎる! しゅうくん(秀くん)と公美子ちゃんの関係性も今後の展開が楽しみだな〜🥰 メ♡♡♡シーンが尊すぎる…! 次話も絶対読みます!素敵な作品をありがとうございます🌸✨
公美子side二学期の二日目のただいまお昼時間。
結局のところ、朝からずっと気まずくて啓祐に声かけそびれてしまった(撃沈)。
私は、勇気を出して今度こそ啓祐に話しかけようと近づこうとしていたときだった。
???「田辺さん?」
私を呼ぶ声がしたので立ち止まり、後ろを振り返ると《《彼女》》がそこにいた。
例の転校生、啓祐の幼なじみにして自称許嫁の金堂《こんどう》栞《しおり》その人だった。
栞「田辺さんで間違いありませんか?中々反応してくださらないので、わたくし、名前間違えたのか不安なのです。良かったらお友達になっていただきたいのですが、よろしいですか?」
同性の私でも、納得するほどの美少女がそこにいた。
「名前は間違ってないよ、、、ごめんね。考え事してたの、、単刀直入に聞くけど本当に啓祐、、くんの許嫁で幼なじみなの?だって啓祐くんは、、啓祐は、、(泣)」
急に胸が苦しくなって涙が溢《あふ》れてくる。
栞「どうしたの?」
彼女は、突然、私の頭を撫でてくれた。
栞「朝からずっと二人の様子が変だと気づいてましたの。ですから凄く心配になりまして、思い切って声をかけてみました。もしかして?啓祐くん、、啓ちゃんの秘密知ったのかな?」
急に、彼女の喋《しゃべ》り方が変わったので面食らってしまったわたし。
明らかに顔つきも喋り方も変わっていた。
栞「田辺さんってさ、、口が堅いかな?啓ちゃんのために僕と協力してくれないかな?」
え?僕?一人称がわたくしから僕にかわってるんだけど?
どういう、、どういうこと?あまりの変わりようにびっくりして涙腺が止まった。
「金堂さんて、、、いったい何者?、、明らかに話し方がさっきと違うよね?」
栞「やばっ、、まずった!説明してからにすれば良かった。やっちまった、、啓ちゃんの事となると駄目だな、、別に怪しい者ではないのでって言っても無理があるかな?因みに幼なじみってのはホント、物心つくかつかないかくらいからだね。きっと、啓ちゃんは幼稚園の頃からだと思ってるかも?許嫁ってのは嘘だけどね。嗚呼《ああ》役者としてはまだまだだな~僕(冷汗)ここじゃ不味いから場所移動しようか」
確かに、教室に残っている人、少人数だけど、啓祐の話はここでするのは、確かに不味いのはわたしも同感、幸い私たちの会話は誰にも聞こえてなかったみたいだし
「良いよ。どこでお弁当食べる?」
栞「屋上でいいかな?そこで話すから、昼休みなくなっちゃうから急ごう」
そう言うと彼女は、ウインクして促《うなが》す。
わたしは、何故かウインクした彼女の顔をみて、頭を撫《な》でて貰った時のような感覚で心臓がすごい勢いでドキドキしているのに気づかされた。なんでだろう?
はじめは気のせいかとおもったのだけど・・
わたしは、彼女の後について、屋上へと繋《つな》がる階段を一歩一歩上っていく。
漸《ようや》く屋上の出口前までたどり着いた時には、呼吸困難になっていた。
普段、運動してないのがバレバレだな~
しかし、彼女の足取りは軽く、呼吸も乱れていない~どういうこと?今までのか弱い素振りって、、、なんだったの?
栞「田辺さん、大丈夫?少し、深呼吸すると呼吸も整うから楽になるはずだよ」
わたしは、教えてもらった通り、深呼吸何度かしてみることにした。
漸く、呼吸が正常に回復するのを、彼女は見届けると屋上の出口のドアノブを右手で掴み、時計回りで回すと手前に引っ張り開けた。
栞「早速だけど、啓ちゃんの秘密を知ってるんだよね?どうして知ったのか経緯《いきさつ》教えてくれないかな?僕もパン持ってきたから一緒に食べよう」
彼女は、先に屋上に出てわたしを手招きする。
私も、屋上に出た。
周りを見渡すと私たち以外誰もいない、、、貸切状態。
再び、あの動悸が走る。なんなの?なに意識してるの?
平常心平常心、、自分に言い聞かせる。
給水タンクが見えるところまで、歩くと丁度、階段の段差があったので底に、二人で腰掛けた。
わたしのお腹は、正直なもので、空《す》きすぎて鳴り出す。
「ごめん。先に食べてもいいかな?何だか、変なところ見られて恥ずかしい////」
栞「か、構わないけど、、なんか二人きりだね、、(固唾《かたず》)ゴクン」
彼女は、何故か固まっていて顔が紅潮《こうちょう》しているのが、わかる。
わたしは、なんでそんなに緊張してるんだろうと思いつつもママがハンカチで包んでくれたお手製のお弁当箱のハンカチの結び目を解《ほど》き、箱の蓋をあけ、箸箱から箸を取り出すと先ずは、ママの作った厚焼き玉子を掴《つか》み、口へと運ぶ。
モグモグ、、やっぱりママの厚焼き玉子は、最高よね~美味しい。次は、なに食べようかなって考えてたら、ふと横にいる彼女が、菓子パンを食べようとしないので、心配になり
「食べないの?」と聞くとまたまた彼女の口から思いもしなかった台詞《セリフ》が返ってきた。
栞「俺?////まだお腹空いてないからお構いなく」
え?次は一人称俺?しかもお腹空いてないとか言いながらお腹鳴ってるよ?
彼女の顔を覗《のぞ》き込む、更に顔が赤くなってるし、それよりわたしになにか聞きたかったんじゃないの?
わたしも何だか変な気分、、動悸《どうき》が止まらないし、、なんなの?この気まずいムードは?
わたしがおかしいのか、彼女がおかしいのか、兎《と》に角《かく》このままじゃ埒《らち》あかないじゃないと思ったわたしは自分から話を切り出すことにした。
昨日の不思議な体験を包み隠さず全部話すと
栞「へ?そんなことが、、不思議な事ってあるんだな」
照れくさそうにわたしの話を聞いてくれた。
相変わらず顔は真っ赤なまま、真剣な眼差しで
栞「これから僕がしようとしていることは、君を信用するから話すけど絶対、啓ちゃんには言わないで欲しい。それと学校内には君の他に啓ちゃんの秘密を知っていて陰で支えている人がいるんだよ。校長先生と矢吹先生姉妹、三人だけって昨日、校長先生から教えてもらった。」
啓祐の味方が学校内にいたのは驚きだけど、それよりも気になるのは
「なんで?自分のこと、僕って言ったり俺って言ったりコロコロ変わるの?」
彼女は漸く悟ってくれたようで、頭を掻《か》きながら照れくさそうに
栞「ごめん。自分から協力して欲しいとか言いながら説明がまだだったね。実は啓ちゃんのお父さんから女の子に戻してほしいと言われて女装してるんだ。女装が趣味って訳じゃないよ。役者修行も兼ねてて」
腰が抜けた!嘘でしょ?完全に騙されたわ、、信じられない、、男言葉使うと凄く不自然に見えるし、、普通にしてたら女の子にしか見えないじゃない。
要するに、お互いに意識してたのは、屋上で実際男女二人きりで距離感が近すぎたせいよね。
わたしは緊張感より空腹感の誘惑に負けた訳だけど、彼は、ずっと緊張しすぎて食べれなかったってことかな?
キャー!穴があったら今すぐにでも入りたいよ////
もしかしたらこれだけ女装が似合うんだから素は、かなりのイケメンでは?役者さんだって言うし
栞「結局、騙した訳だから攻められても仕方ないと思ってる////」
「べ、別に攻める理由なんてないけど、、それより、、ホントの名前あるでしょ?これからはなんて呼べばいいのかな?////」
栞「しゅう、、明智《あけち》光秀《みつひで》の秀《ひで》という漢字でしゅう、、改めて金堂《こんどう》秀《しゅう》だ!、、よろしくね、、田辺さん」
彼は、右手を差し出したのでわたしは右手で握手を交わす。
「うん!よろしくね。しゅうくん、、私のことは公美子って呼んでね」
彼は、頷《うなず》くと慌《あわ》てて立ち上がり
秀「肝心なこと忘れてた!桃先生に口の堅そうな女の子教えて欲しいってお願いしたの忘れてたよ」
「それならわたしに任せて、わたしが先生に言うから」
秀「ありがとう////くみちゃん。攻めずに許してくれて改めてありがとう。それと学校内だけはいつも通りの呼び方でお願いしたいんだけど、、」
「うん!了解、、あと、なんか秀くんってすごいなって思う、、こんな大それたことって普通の人は出来ないと思うし、、ホントに啓祐の事が好きなんだなあって」
秀「うん。好きだよ、、だから僕が俳優してること恥ずかしくて未だに言えないのかもね。」
なんか心臓に棘《トゲ》が刺さったみたいに痛い。
もしかして?やきもち妬いてるのかな?あたし、、秀くんのことが好きなのかな?
そんなとき彼は、含み笑いをした。
「どうしたの?」
秀「なんだかさ(笑)桃先生も同じ事言ってたなあって思ったらおかしくなっちゃっていきなり笑ってごめん」
「そうなんだ~(笑)あの桃先生がね~なんか今日はありがとう。漸く気持ちが整理出来たみたい。実は啓祐にメアド書いたメモ渡しずらかったの、、お陰で渡せる勇気が出たよ」
秀「それは良かった。僕にも教えてくれないかな?正直、啓ちゃんは僕の初恋で今も好きだけど、、でも、、今日、他にも大切なものを見つけたよ」
「なに?大切なものって?」
秀「////ひみつ、、今はね、、啓ちゃんを女の子に戻したら教えてあげるよ」
「ずるい。教えて~」
わたしの話を遮《さえぎ》るようにメモをわたしの前に出す彼
秀「はい。僕のメアド」
わたしは受け取るとお返しにメアドを書いたメモを渡した。
秀「交換成立」
すごく嬉しそうにわたしのメモに見とれている彼を見てわたしも嬉しくて含み笑いしてしまった。
そのあと、彼は本来行くべき学校に休学届を10月末まで出していてあまり時間がないという事を教えてくれたりその他今後の作戦など色々聞かされあっという間に昼休み時間の終わるチャイムが鳴り出し、慌ててわたしも立ち上がると一緒に教室へ戻るのだった。