レンタル彼氏

久しぶりにオシャレな服を来て外に行く

よし！

今日は楽しもう！

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待ち合わせ場所に着くとあの人がいた

〇〇「あの、渡辺翔太さんですか」

恐る恐る声をかけると、彼がこちらに振り向いた

翔太「あ、はい。佐藤〇〇さんですよね？」

〇〇「はい、お願いします！」

翔太「お願いします！」

挨拶を済ませると初めてだとつたえ、

簡単に決まりを教えてくれた

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ハグや手を繋ぐことはいいが、キスなどのそれ以上の行為はNG

LINEの交換などはNG

料金はデートが終わったあとに時間に応じて払う、後払い

そして1番重要なのは

“本気で好きにならないこと”

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翔太「何かして欲しいことはありますか？」

して、欲しいこと

〇〇「元彼を忘れさせて欲しい(ﾎﾞｿｯ)」

翔太「え？」

〇〇「あ、いや、ずっと手を繋いで欲しいです」

翔太「分かりました！(｀･ω･´)ゞ」

〇〇「ｗｗ」

翔太「あ、笑った」

〇〇「え？」

翔太「いや、初めて笑ってくれたなーって」

そして、私の顔を覗き込みながら言った

翔太「可愛いじゃん」

〇〇「ありがとう⸝⸝⸝」

翔太「じゃあ、行くぞ」

〇〇「うん！」

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日も暮れてきて別れの時間になった

翔太「今日は俺を選んでくれてありがとう」

〇〇「こちらこそ楽しませてくれてありがとう」

、、、

〇〇「あ、お金」

翔太「あ、忘れてた！」

〇〇「笑笑」

翔太「笑うなよ」

〇〇「可愛いなーって思って」

そういえば今日は元彼のことを忘れてた

すごいな、そんな日があるなんて

はぁ、ここでお別れか

翔太「どうした？」

渡したお金を片付けながら言う

〇〇「最後にハグ、、して貰えませんか」

翔太「え、あ、うん⸝⸝⸝」

ｷﾞｭｯ

翔太くんに触れている部分が熱くなっているのがよく分かる

翔太「熱くない？ｗｗ」

〇〇「そんなことない！笑」

2人で笑いあって今日は別れた

もうこの日からお互いの気持ちは磁石のように引き合っていた