テラーノベル
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「走者決まった?」
何も話を聞いてなかったため真面目に話を聞いてそうな人に尋ねる。
「決まったよ、月城くん3走者だって」
「アンカー誰?」
「陸部の部長」
「あー、なるほどな」
納得の配置。リレーは大抵足が遅い人を最初の走者にやり、速い人は後ろに置くのが俺は基本だと思ってる。
「あいつ陸部じゃねえのに速いんだよな」
リレー組の中でコソコソの噂になっているそいつはどうやらバレー部所属のどぬ。同じクラスになったことはないが一時期死ぬほど話しかけられていてよく覚えてる。
「そんなに速いん」
「50m走6.1だって」
陸部ならちょいすごの記録だがバレー部でそこまで速いのは凄い。なんでバレー部に入ったんだってくらい。
「どぬアンカーにしよ」
「ええ、俺がアンカーなの?」
俺とグループは違うがどうやらアンカーは荷が重くて嫌なようだ。
「いけるって」
「ええ〜…まあいいけど…」
仕方なくOKし、チームは決まる。そりゃモテるよな。優しくて足も速くて身長も高くてってなったら。彼奴だったら先生に好かれそう。
「せんせ〜」
「ん?どうしたの?」
「水飲みに行ってもいい?あとリレー集まるメンバー位置変えたい!ここ日向だから暑い〜」
どぬが一ノ瀬先生に近づき、親しみがあるように話す。あそこも関わりあったんだ。
「あぁ、確かにそうだね、熱中症になってもあれだし」
「どうしようかな、テント…」
「じゃぱぱさん、あそこのテント空いてますよ」
え、下の名前?なんで青葉先生は一ノ瀬先生のこと下の名前で呼んでるの?
「あ、ほんとだ、じゃあリレーメンバー!!みんな一旦水のみ休憩してからあそこのテント集まってね〜!」
「じゃぱぱさん、僕たちあっちの方行きましょ」
「そうだね」
親しくなってるなとは思ってたけど下の名前で呼ぶほどとは思いもしなかった。
「ゆあんくんだよね!バスケ部の!」
さっきまで不安に駆られていたのにハイテンションで話しかけてくる。このテンション感意外と好きだったりする。
「どぬか」
「え!覚えててくれてるの?」
「あんだけフレンドリーに来られたら嫌でも覚えるわ」
「ねえ仲良くしようよ〜」
「いいよ、俺も友達いなくて困ってたところ」
「ゆあんくんってもしかして好きな人いる?」
「なんで?」
「なんとなく!」
「…いたとして誰だと思う?」
「佐伯さんじゃないの?」
「え」
「あれ違った?さっき仲良さそうにしてたからてっきり…」
「あれは彼奴が勝手に着いてきてるだけ」
「なんだぁ、そっか」
「ねえねえ!ゆあんくんは好きな先生とかいないの!?」
「俺は〜ダントツで一ノ瀬先生が好き!!下の名前じゃぱぱって言うじゃん?あだ名考えたんだけど、じゃっぴとかどう?!可愛くない?」
「好きなの?先生のこと」
「うん!ちゃんと中身も見てくれるし〜そういえばゆあんくん担任だったよね?羨ましいなぁ」
「それは、恋愛的に?」
「そんなわけないじゃ〜ん、likeの方だよ!!」
「ゆあんくんは?」
「俺も、一ノ瀬先生が好き」
「…そっか!!良い人だよね」
「うん、」
「ゆあんくんが最近授業受けてくれて嬉しいなぁ」
「なんでちゃんと受けるようになったの?」
「なんとなく、気が向いたから」
「そろそろ受験だし」
「ほんとにね〜ゆあんくんは大学とか行くの?」
「とにかく県外に出たい、大学は今ところ考えてない、お金もかかるし」
「まあね〜」
水休憩をしながら俺たちは日陰に行ってまた作戦を練った。
“県外に出たい”
先程どぬとゆあんくんの会話が少し聞こえてきてゆあんくんはそう言っていた。家庭が上手くいっていたらそんな言葉出ないと俺は個人的に思ってる。
「何かありましたか?」
「ううん、なんでも」
まだ確証のないことを疑って広める訳にもいかないため一旦なおきりさんには内緒にすることに。
「それより貴方白石くんとも仲良いんですね」
「どぬのことですか?あの子とってもフレンドリーなんです笑」
「安心して、あの子は俺のことlikeで好きって言ってくれてるから」
「さっき言ってたね、恋愛に発展しないといいけど」
「しないって!!笑これはほんとに!断言出来る」
「そこまで言うなら大丈夫そうですね笑」
「最近どうですか?月城くん」
「全然関わってませんよ〜」
「大分大人しくなりました」
「それは良かった」
「学生の恋愛なんてそんなもんですよ笑」
「月城くんはちょっと違うタイプな気もしますけど笑」
「同じだよ〜」
「いい人見つけたらそっちに揺らぐ、ましてや教師ですからね〜最近佐伯さんとよく一緒にいますよ!」
「あぁ、確かに」
「あの感じ佐伯さんが月城くんのこと好きっぽいですね」
教師が生徒の恋愛に首突っ込むのは正直気持ち悪いかもしれないがゆあんくんだから許してくれ。
「佐伯さん可愛いですからゆあんくんもいつか好きになりますよ」
「そうだといいですね」
「青葉先生〜一ノ瀬先生〜すみませんこっち手伝って貰えませんか?」
「はーい!今行きます!!」
「いこ、なおきりさん!」
「はい笑」
短いしyajp要素もttjp要素もなくてごめんなさいㅠㅠ
次回から入れていけたらなって思ってるので良かったら見てください𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
コメント
4件

めっちゃ見るの遅れた💦これからどういう感じに進展していくのか楽しみです!✨