梅宮「…、謝られたところで、家族は戻ってこねーよ」
梅宮からそう言われて俺は目の前が真っ暗になった……。
あの悲しそうな顔、俺を見る表情が苦しくて、しんどそうで、俺はやっぱりここにいなきゃ良かったのか……。
全部しんどくなって俺は逃げ出した、風鈴生である証の上着を捨てて……。
もう俺は風鈴として生きていけない、俺は要らない、邪魔なんだ、殺人者と一緒なんてそもそも無理なんだ、謝っても…済む話じゃないんだ……。
俺は廃校に隠れて過ごした、家だと風鈴生が来そうで…もう俺には生きる価値すら無い、折角桜が話してくれたのに…、でも、嬉しかったなぁ、最後にあんな言葉掛けてくれて…俺はその言葉に感動しながら廃校の屋上へと向かった、そこは屋上の扉も開いてたから直ぐに屋上に行けた。
上から地上を見る、この高さなら死ねるな、そう直感した。
俺は決心した、このまま屋上から飛び降りようと……
屋上の縁に立った所で
梅宮「おい」
ここにいるはずの無い人物からの声で俺は足が空を切った
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