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・本人様関係ありません
・アンチやめてください
・BLです(lr愛されです)
・口調注意⚠️
・ギャングの名前が思いつかなくてリコリスの名前借りてますが、MAD town関係ないです。もし気分が害された方がいたらお教え願います🙇♂️
〜設定〜
kn×ru×lr
lr 警察
kn 警察→ギャング
ru ギャング
「……こちらローレン。敵、制圧完了」
無線にそう告げると、すぐに返事が重なる。
(りょーかい〜)
(了解です!)
(おつかれーい)
一通りのやり取りが終わると、現場は一気に静まり返った。
とはいえ、今日も街のギャングたちは相変わらずだ。
一件収束したと思えば、また次の事件。
休む暇もなく、ここ数日で大型案件が三つ続いた。
そのせいで警察の大半は怪我だのなんだので病院送り。
警察署内は、妙なくらい静かだった。
「……ふぅ。疲れた」
そう呟いた直後、無線が鳴る。
(ロレさん!助けてください!牢屋対応が大変で!!)
「ハハッ、了解。今行く」
タバコを箱に戻し、牢屋へ向かう。
中に入ると、そこには――倒れたギャングがずらり。
(おいーーローレン、強すぎだって)
「はいはい、おつかれーい」
(まじ雑魚すぎなんだよ!)
「君たちがな。ほんと弱すぎーーーww」
(はぁぁあ??クッソムカつくんだけど)
「ははっ⤴︎ えーっと、プリズン何分にしよっかなぁ〜」
顔なじみの犯罪者を軽く煽りながら、手続きは手際よく進める。
よく見れば、周りにいるのはほとんど新人警官ばかり。
――これ、何日かかる気だよ。
心の中でそう思いながらも、自然と新人のフォローに回っていた。
声をかけ、手順を教え、トラブルを潰す。
気づけば、牢屋対応は思ったよりも早く終わっていた。
「……っと」
ローレンは壁にもたれ、一息つく。
事件通知の音が、静まり返った警察署に響いた。
表示された内容を見て、ローレンは舌打ちする。
飛行場で航空機ハイジャック。
しかも、激しい銃撃戦が予想される大型案件。
「……最悪だな」
装備を素早く整え、愛車に飛び乗る。
エンジンをかけながら無線機に手を伸ばした。
「こちらローレン。現場向かう。応答できる奴、いるか?」
——返事はない。
ノイズすら返ってこなかった。
「……は?」
もう一度呼びかけるが、沈黙は変わらない。
胸の奥が、じわりと嫌な感覚に包まれた。
ーーー全滅したか……?
そんな考えを振り払うようにアクセルを踏み込む。
不安を胸に押し込めたまま、ローレンは飛行場へと向かった。
現場に到着した瞬間、異変はすぐに分かった。
機内は、もぬけの殻。
銃声も、怒号もない。
その代わりに、床に倒れ込む警察官たちの姿があった。
「……くそ」
息を詰めた、その時。
『ローレン』
低く、落ち着いた声。
心臓が一拍、遅れて跳ねた。
聞き覚えがある。忘れるはずがない。
ゆっくり、振り返る。
この街のギャング——
リコリスのメンバー。
そして、
かつて同じ制服を着ていた男。
「……叶さん、か」
喉の奥が、妙に乾いた。
叶さんだ。
『ふふっ。覚えてたんだ。
もう忘れられてるかと思ってた』
「忘れるわけないでしょ。
――闇堕ちした警察官なんて」
自分でも驚くくらい、声は冷えていた。
『厳しいこと言うね、ローレン。
警察、大変そうだ。……すごく弱い』
その一言で、指先に力が入る。
気づけば、引き金にかかっていた。
「……っ」
反射だった。
バン——。
乾いた銃声が、だだっ広い機内に響く。
当たった、はずだった。
——いや、違う。
ローレンの放った弾丸は、叶の頬をかすめただけで、虚空に消えた。
その直後だった。
バン。
音が聞こえた時には、もう遅い。
「……っ、ぐ……」
腹部に、鈍い衝撃。
息が詰まり、視界が揺れる。
——見えなかった。
動きも、気配も。
全部。
『ローレンはさ』
叶の声は、さっきまでと変わらない。
落ち着いていて、優しいくらいで。
『僕のことは、殺せない』
その言葉が、やけに静かに落ちてきた。
視界が暗くなる。
床に崩れ落ちる感覚だけが、やけに遠い。
——くそ。
意識が、そこで途切れた。
終わりです!
ご愛読ありがとうございます♪
2話へ続きます!
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