テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
“いつからか、イルカちゃんを目で追いかけていた…”《おれはフロイド・リーチ。ウツボの人魚でジェイドとは双子。イルカちゃんと出会ったのは突然だったなぁ。あれはとある昼休み…》
ー昼休みー
〜教室〜
ジェイド「フロイド、5限目の授業サボってはいけませんよ」
フロイド「分かってるってぇ。次、別の教室?」
ジェイド「ええ」
フロイド「え〜、めんどう〜」
ジェイド「アズールに怒られますよ」
フロイド「は〜い」
〜廊下〜
フロイド(移動、めんどぉ…)
ドンッ(ルアがフロイドにぶつかった音)
フロイド「ん?」
ソル「ちょっ、ルア⁈すみません、こちらの不注意で」
フロイド「ん?あ〜」(めっちゃ震えてんじゃん。もう1人はぽか〜んってしてるし)
ジェイド「フロイド、どうしました?おや、あまり見ない方ですね。1年生でしょうか?」
ソル「あ、はい」
ルア「…似てる…」(リーチ兄弟に対しての言葉)
ソル「ルア!すみません。人探しをしてたら、うちの者が不注意でぶつかってしまい…」
ルア「ご、ごめんなさい…」
フロイド「別にいいよ。オレも不注意だったかもしれないし」
ソル「あ、ありがとうございます」
ジェイド「そう言えば、人探しと言いましたね。誰をお探しで?」
ルア「カリムさんです」
ジェイド「ならご案内しますよ」
ソル「え、いいんですか?」
ジェイド「ええ」
フロイド「いいよ〜」
ルア「ありがとうございます」
リーチ兄弟に案内され、無事教科書を返す事が出来た
ソル「無事教科書を返す事が出来ました。ありがとうございます」
ルア「ありがとうございます」
ジェイド「いえいえ」
ソル「お礼とお詫びにこちらをどうぞ」(リーチ兄弟にドライフルーツを渡した)
フロイド(受け取った)「何これ?」
ルア「ドライフルーツです。私達の地元では定番のおやつです」
ジェイド「では、ありがたく頂戴いたします」
ソル「では、失礼します」(ルアを連れて行った)
《これでもう会わないと思っていた。けど…》
ー放課後ー
〜体育館〜
ソル「え、嘘…」
フロイド「ん?あ〜!あん時、おやつくれた稚魚じゃん。また会ったね〜。なにぃ?バスケ部に入んのぉ?」
ソル「あ、はい。マネージャーとしてですけど…」
フロイド「んじゃ、これからよろしくね〜」
ソル「あ、はい」
《まさかの同じ部活だと思わなかった。それもあって話す機会が増えたなぁ》
ーバスケ練習ー
ソル「ほっ!」(凄いジャンプしてダンクシュートを決めた)
エース「え、マジ⁈俺より身長低いのにダンク⁈」
ソル「小さいからって甘く見ないで!」
フロイド「へ〜、すげぇじゃん」
ソル「わ⁈フロイド先輩」
フロイド「んじゃ、これからイルカちゃんって呼ぼ〜」
ソル「え〜…」
《あのダンクシュートの時の表情が面白くて、おれはよくイルカちゃんに絡むようになった》
ー別の日ー
〜教室〜
フロイド「イルカちゃん、あ〜ん」
ソル「え、あ〜?」(咄嗟に口を開けた)
フロイド(ソルの口に飴を入れた)「どう?美味しい?」
ソル「ん(食べた)美味しいです」
フロイド「でしょ、でしょ?んじゃ」(行った)
ソル「え、え⁈」
ー別の日ー
〜大食堂〜
フロイド「イルカちゃ〜ん」
ソル「わ⁈フ、フロイド先輩」
フロイド「今日モストロ・ラウンジで新作のスイーツ出来たから、放課後ウミホタルちゃんと一緒に来てね〜」
ソル「あ、はい」
フロイド「んじゃあ、放課後でね〜」(行った)
ソル「ま、また⁈」
フロイド「♪」
ー別の日ー
〜廊下〜
フロイド「あ!イルカちゃ〜ん」
ソル「あ、フロイド先輩」
フロイド「また膝枕して〜」
ソル「え〜、またですか?」
フロイド「うん♪」
ソル「も〜、いいですよ。昼休みですからね!」
フロイド「は〜い。んじゃあ、昼休みにね〜」(行った)
ジェイド「ふふっ、フロイドにしては珍しく飽きないですね」
フロイド「うん!最近のお気に入り〜」
ジェイド「おやおや、ふふっ。あまりいじめてはいけませんよ?」
フロイド「分かってるって」
《イルカちゃんを見かけたらすぐ話しかけた。何気ない話を持ち込んでまで。そして、事件が起きた》
ー昼休みー
〜中庭〜
フロイド「あ!イルカちゃ、」
モブA「なぁ、お前。フロイドと仲が良いよな?」
フロイド「!」(すぐ隠れた)
ソル「…そんなんじゃないし。てか、何の用?」
モブB「仲いいんならさぁ、交渉してくれよ」
ソル「交渉?」
モブC「そうそう。フロイドと交渉してくれよ。俺たちさぁ、」(契約の事を話し始めた)
ソル「…嫌だ」
モブA「あ”ぁ?」
ソル「ッ、やだって言ったんだ!そんな媚びを売って何がいいんだ!アタシはアンタ達みたいなクズに屈しない!」
モブ「チッ!この野郎!」
フロイド「!」(ソルの前にすぐ駆けつけ、モブBの殴ろうとした手の手首を掴んだ)
ソル「ッ!…え⁈」
モブC「フ、フロイド⁈」
フロイド「イルカちゃんが来ないなぁと思って探しに来たら、おめぇら、イルカちゃんに何してんのぉ?」
モブ達「ヒィ!!」
フロイド「用がないなら、さっさと散れ!雑魚どもが!」
モブ達「ヒ、ヒィ〜!!ごめんなさ〜い!!」(逃げた)
ソル「…」(唖然)
フロイド「…大丈夫?イルカちゃん」
ソル「あ、はい。…助けていただきありがとうございます」
フロイド「い〜え」
ソル「…膝枕の約束、破ってごめんなさい…」
フロイド「別にいいよ〜。んで、(ベンチに座った)何があったのぉ?」
ソル「…(フロイドの隣に座った)実は…」(説明した)
フロイド「へぇ、そういう事だったんだ」
ソル「なんかすいません…」
フロイド「別にいいよ。(ソルの頭を優しく撫でた)イルカちゃんが無事で良かったぁ」
ソル「!…///」
フロイド「!」
《あの時、頭に血が昇った。本当ならいつも通り出来た。なのに、一瞬真っ白になった。でも、良かった。イルカちゃんが無事でいてくれて。安心したからなのか力が抜けた。こんな感じ、初めてかも?この気持ちも…》
フロイド「んじゃあ、助けたお礼に放課後さぁ、モストロ・ラウンジに来てよ〜」
ソル「はい、分かりました」
“ああ、イルカちゃんの色んな表情をもっと見てみたい。今度はとびっきりの笑顔が…”
〜to be conteneu〜