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紬said
相「お前、今それ放っていたら飯田や会場のみんな死んでたぞ。」
相「お前自身も、危なかった」
『、、、、、、あ』
そんな相澤先生の声で、ハッと我に返った
『飯田くん、、、、ごめ』
ごめんと言おうとしたら、大嫌いな声が聞こえてきた
義父「ふざけるなぁぁぁ!!」
観客席から、義父が身を乗り出し叫んだ
目が血走っている
『!?』
会場は、静まり返っている
義父「もう少しで紬が勝てたのになぜ邪魔した!!アイツが死のうが構わない!紬が1位になればそれでいいのになぜ邪魔をしたぁぁ!」
狂ってる
今の私は、アイツが怖くてたまらない
『もう、、、、もうやめてよ!!今まで辛かったのも我慢してたけど、もう限界!!私を縛るのはもうやめて!!私はあなたの物じゃない!!もう、、、許してよ、ッ!!』
私は、震える体を抑えて叫ぶ
義父はそれを聞いた途端、個性で大量のナイフを飛ばしてきた
義父「俺に逆らうなあぁ!!」
『!?』
あぁ、、、、、私、、、、死ぬんだ
死ぬ前に、、、、、もうすこしだけ誰かに愛されたかったなぁ
ごめんね、、、、、消太さん
私は、死ぬのを覚悟して目を閉じた
が、いつになってもナイフが来ない
私が目を開けると、ナイフが私の目の前で止まっていた
『え、?』
相「俺の女に手を出すな」
相澤先生が、個性で義父のナイフが止まったのだ
義父「離せぇぇぇ!!」
他の先生達が、急いで義父を取り押さえている
私はただ呆然と座っていることしか出来なかった
少し時間が経ち、騒ぎが収まり静かになった
試合はまだ続いている
飯「ミッドナイト先生、俺、辞退します」
『えっ!?』
飯田くんは、ミッドナイト先生にそう言った
飯「もう、体を強打したせいで動きません。だから、辞退します」
『飯田くん!ごめん、うちんしぇいで、、、』
私が、焦って言うと
飯「君は何も悪くない」
そう言って、飯田くんは運ばれていった
ミッド「飯田くん辞退!!よって音羽さんの勝利!!」
私はミッドナイト先生の言葉を耳に入れつつ、ゆっくりと地面へと倒れ込み、そして意識を手放した