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不穏な空気です。



「率直に聞くけど、友達との用事ってなんだったんだ?」

「んーとねぇ、友達と話してた」

「詳しく聞かせてもらえるか?」

お兄ちゃんは真面目な顔で聞いてきた。

「ど、どうしたの?お兄ちゃん怖い顔してるよ?」

お兄ちゃんは眉間に皺を寄せてあたしに催促してきた。

あたしは、放課後の出来事をなるべく細かく言った。

友達が告白されるところを影で見守っていたこと。

そして、付き合うことになり、友達が明日デートに行くこと。

お兄ちゃんは何度か相槌を打って、話を聞いてくれた。

放課後のことを全て話終わって、お兄ちゃんは開口一番、

「よかった〜」

と、ほっと胸を撫で下ろした。

「前さ、花音ナンパされたことがあっただろ?そんなことがまたあったりでもしたらどうしようって思ったんだよ。今日、帰り結構遅かったからさ…」

頭をポリポリとかきながらやや恥ずかしげに言った。

「でも、なにもないんだったらいいんだ。あ、カレーライス冷めちゃうよな。食べるか」

「うん!」

あたしはお兄ちゃんが作ったカレーライスを存分に頬張った。

カレーライスはちょっぴり辛く、でも優しい味だった。

あたしのお兄ちゃん

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