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菜々子先輩が目をキラキラさせている。



菜々子先輩には一弥先輩がいるのに…



『本宮さんのこと好きなんですか?菜々子先輩』



興味津々に梨花ちゃんが聞いた。



『やだ梨花ちゃん、やめてよ~本宮さんみたいな秀才イケメンの御曹司が、私なんか好きになってくれないわよ~』



菜々子先輩が、梨花ちゃんの肩をちょっと押しながら答える。



『ごめんね。ちょっと外すわね』



菜々子先輩が席を外した。



『恭香先輩~菜々子先輩は絶対本宮さんのこと好きなんですよ。あれ、謙遜ですよね。本当はすごく自信あるんですよね~』



梨花ちゃん、可愛い顔して言い過ぎだよ…



『菜々子先輩は…美人だからね。みんなに好かれるよね』



『でも、なんか自信家で嫌な感じです~』



『そのくらいにしときましょ』



『は~い』



私は、仕事の話に戻した。



菜々子先輩は、一弥先輩が好きなんだよね?



まさか…朋也さんのことも…?



でも、あんな美人に告白されたら、朋也さん…



絶対に嬉しいよね。



そうだよ…



私は、朋也さんに告白されたわけじゃない。



ただ一緒に住んでて…



ただ守ってくれて…



妹みたいなものなのかな。



朋也さんも、菜々子先輩が好きなのかな…



梨花ちゃんだって、すごく可愛いし…



夏希だって綺麗。



考えてみたら、ううん、考えてみなくても、みんなで並んだら一目瞭然。



私が一番右。



左から並んだ右端…



たいしたことない顔。



向こうで英語で会話する朋也さんの横顔は、あんなに綺麗なのに…



モデルみたいな朋也さんと、私が…



釣り合うわけないんだ。



ずっとずっとわかってる。



それはわかってるけど…



なのにどうして朋也さんは、あんなに私に優しいの?



あそこまでして守ってくれるの?



やっぱり妹みたいなの?



本当に…よくわからない。



自分に…



いったいどうやったら自信って持てるんだろう…

私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!

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