どうも、時雨です。 この話は定期的に更新するつもりはなかったんですけど、少しだけ、話したいことができました。 気分を害してしまう可能性があります。閲覧注意です。
今日の学校での出来事。 社会科の授業中での話。今、参議院選挙やってますよね。正確には開票後だから違うのかもしれませんが…。まァ、それもあってか、授業の冒頭で憲法改正の話になりました。その中で、
『同性婚』
っていう言葉が出てきました。 …その言葉自体はいいんです。最近の社会問題でもあると思いますし、耳にする単語でもあります。
僕のような性障がい者からすると、複雑な言葉ではありますが…。
僕の恋愛対象は女性なんです。性同一性障がいの人の場合、よくあることらしいです。そして、今、好きな子がいます。もちろん、女の子です。周りから見れば同性愛って思われるし、告白して付き合えたとしても、周りからは偏見や差別的な目で見られる…。そう思って、なかなか一歩踏み出せないでいます。
だからこそ、今日の出来事はかなり精神的にきました。
『同性婚』、その言葉が出た途端、周りが一斉に話し出しました。なんとなく、内容に予想がついたので、僕はなるべく聞かないようにしていました。だけど、嫌でも耳に入ってくるんです。周りが何を話していたのか。一部を紹介します。
「同性婚ってことは同性愛ってことでしょ?キモっw」
「BLとかGLじゃんwマジでムリだわ〜w」
「というか、そんな可笑しな趣味してる人達のために法律変えんの?迷惑だわ〜。」
「普通の人達に合わせろよって話〜w」
「なんかこんな話聞いたら気分悪くなってきたわ…。同性愛とかキモ過ぎっしょ?」
「性障がい者?だっけ?そういう人達ってホント可哀相だよね〜w」
あくまでもこれは極一部です。これでもまだマシな話をあげました。もっとひどい言葉も多数聞こえてきて…。
こんな話は聞きたくなかった。できるものなら耳を塞いでいたかった。でも、体が動かなくって、できなかった。
…怖かったんです。ものすごく。まるで、自分のことを言われてるみたいで…。
その授業終了後、僕が性同一性障がいであることを知っている友達が、「大丈夫だった?」と声を掛けてくれました。それが本当に救いだった。僕にも味方がいたんだと思えた。本当は全然大丈夫じゃなかったけど、少しだけ、気持ちが楽になった。
少し話が長くなってしまいました…。だけど、本当に辛かったから、いろいろな人に理解して欲しかった。そして、これを読んでくださった方々の性障がいに対する考え方が少しでも、変わってほしかった…。
だからこの話を書き、投稿しました。ただの不幸自慢かもしれませんが、そういう人もいるってことが伝わったなら幸いです。
この話を読んでくださった方へ 性同一性障がい者、並びに性障がい者の方への誹謗中傷はやめてください。
それでは、ここまで付き合っていただき本当にありがとうございました。
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