桜『今日はもう帰りな、、、ニコ』
小春『、、、うん、また明日絶対来るから、‼︎』
桜『うん、待ってるねニコ』
小春『じゃあ、ね』
桜『うん、!じゃあね‼︎』
ガラガラ
扉を閉める音が響いて
部屋には私1人になってしまった
本当は『明日死んでしまうかもしれない』
そんな不安でいっぱいだった。
桜『、、、死んでもいいかな、?』
小春は桜が散るのを願ってるし
私が死んだら桜もきっと散るはず。
桜『、、、ポロ』
桜『死にたく、ないのッッポロポロ』
桜『本当は、死にたく、ないッッポロポロ』
桜『でもッッ、小春が望むならッッポロポロ』
桜『私が散ってッッ、ポロポロ』
今の時刻は夜の午後9時
看護師さんもまだ来ないはずだから
死ぬなら、今がチャンス。
桜『、、、ッッ、ごめんッッ、な、さいッッポロポロ』
ザシュ、バタッ
カバンに入っていたカッターを取り出して
首に強く当て、私は自殺した。
ガラガラ
小春『桜‼︎お見舞い来た‼︎、よ、、、?』
小春『さ、桜、?ポロポロ』
小春『ねぇ‼︎桜‼︎返事ッッ‼︎して、よッッ‼︎』
早朝の朝
お見舞いに来た私の目に映ったのは
笑顔のまま泣いていた桜の遺体だった。
小春『、、、桜、散ってきたな、、、』
桜が死んで2日後
ずっと散らなかった桜が散ってきた
散った今日は桜のお葬式だった
完全にこの世から桜が散ってしまった日に
桜が散りはじめた。
小春『あんな事、言わなきゃ良かった、な、笑』
『春より夏が大好きっ‼︎』
桜に言った言葉は実現したかの様に
桜が散り、夏が来た。
小春『あははッッ‼︎そ~だよねッッ‼︎』
友達『そうそう‼︎やばいよね‼︎笑笑』
そして私は桜が散った事を
忘れて、また新しい桜が咲いて散る事を
願っているのだろう。
コメント
5件
みたよ ~ !! めっちゃいい物語だね 🫠︎💕︎ らむもこんな風にかきたいな 🥹︎💕︎︎💕︎