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紫秋_4aki.
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午後立ち
125
ポテサラ
202
第37話 最悪の再会
md side
白龍。白龍伝説に載っていた白龍フリーデ。伝説の中で白龍は、グナーデを災厄に陥れた黒龍ウンハイルをそこに住まう住民と共に撃退し、その存在を封印した。その封印の際、抵抗した黒龍を封じるために自らの力を使って、自分ごと封印した。…という一連の流れを綴ったのが白龍伝説だ。
けど僕はこの伝説の内容とこの遺跡、そして封印されている神殿とナハトの魔力を比べた時、ちょっとした違和感を感じ、確信した。ナハトが黒龍再封印に必要な人材なのだとしたら、なぜ本人の魔力から微かに黒龍の存在を感じるのだろうか。遺跡に住まう魔物から黒龍の存在は微かに感じたが、その存在は魔物の力を抑制してる方に働いているとそれとなく感じた。白龍伝説の白龍と黒龍の立場が逆であるなら、黒龍は今も尚白龍を封じ込めるのにその力を行使しているのだとしたら、その抑制する力は微弱なものだろう。
だからこそ、”伝えられている歴史そのものが間違っている”という前提を誰も疑問にも思わないし、疑いもしないだろう。
ナハト(nc)
「…ガイストの言い分、分かった。…けどそれなら、この状況……どうする?」
ガイスト(md)
「…討伐、するしかない。白龍を討伐して真の平和ってのを取り戻す。」
…正直、無謀かもしれない。現に戦力となるのは僕とナハト、そしてリリアだけだ。3人で白龍を討伐する。昔の言い伝えでさえ、封印するのにも大変だったことが伺える。
nc
「大丈夫、だと思う。リリアがここにいるの…気配で分かる。七つの王冠の魔術師が3人、ここにいる。それに…教会の時だって何とかなった。だから大丈夫。」
そうだよね。何とかなる。何とかしないと。だって僕達は七つの王冠に数えられた魔術師だから。
md
「とりあえずリリアと合流した方がいいよね。多分このまま放置しても、封印は解かれると思うし。」
nc
「そうだね。なるべく…住民、危険から遠ざけないと。転移魔法で住民、政庁に避難…させた方がいい。」
僕は頷くと、ナハトと共に神殿を出て住民を政庁に避難させた。その道中でリリア見つけて合流しないと。
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li side
政庁を出ると目の前に広がっていたのは、獣人達が地に伏せる姿だった。治したいのは山々だけど、まずこの異変を解決するのが先。異変を解決したらきっと獣人達の呪いは解ける。そう信じて私は神殿まで走った。街を抜け、神殿の道すがら私は見知った人影が見えた。
リリア・エーテルワイズ(li)
「サイユ〜!良かった、無事だったんだ。怪我とかしてない?ここは危ないから街の方まで戻った方が…。」
サイユ・ローゼン(si)
「………。」
li
「…サイユ?体調が悪いなら街まで……」
そこまで話したところで、サイユは魔法で作った使い捨てのナイフのようなものを私に振るった。咄嗟に魔法で防御したので当たりはしなかった。
si
「…やっぱり、不意打ちは無理か。」
li
「…サイユ?」
si
「……リリア、私そうやって気遣われるの嫌い。何でもできて、周りからチヤホヤされてたアンタなんか大っ嫌い!」
li
「………。」
戸惑いを隠せなかった。魔法医療の学校でサイユと共に勉強して、私は親友だと思ってた。私が困ってたらサイユは助けてくれたし、分からないところがあったら教えてくれた。
si
「リリアは魔法分野に才能あるから七つの王冠にも選ばれるんだよね。…やっぱりエリート貴族だから?」
li
「ッ…違う!エリート貴族とか関係ない。私はあの家のしきたりには従わない。私が私として生きるために。」
si
「…まぁいいや。もし私のこと、親友だって思ってるならさ……私の前で、死んで?」
すると茂みから、空から魔物の気配を複数感じた。よく見るとそれは神殿の第一階層にいる魔物の姿だった。その魔物達はサイユには敵意を向けず、私にだけ敵意を向けていた。
li
「どういうこと…。もしかして一連の異変、サイユが関係してるの…?ッ…答えて。」
しばらくの間のあと、サイユは薄っすらと笑った。
si
「そうだよ?この国一体を災厄にしないと…ね。」
そこにあったのは、私の知ってる親友の姿なんてなかった。親友の姿は、今はもう命の重みなんて興味はない、駒としか思ってないようなそんな眼をしていた。
To Be Continued………
コメント
3件
つ、続きがみたい!!! てか、全部見たけどまじ面白いっす!!!!! 好きすぎる! もっといいねされるべき!!
あら、やばい…サイユがまさかの敵側だったとか衝撃的すぎる。リリアが親友だと思ってた相手に「私の前で死んで?」って言われるの、胸が締め付けられたわ。ガイストの「伝えられた歴史が違う」って考察も熱いし、白龍討伐に3人で挑む覚悟もかっこよかった。続き気になりすぎる!