『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
TWENTY-SECOND BLOOD 俺にもっと頂戴よ。主様ごと。
〜ハナマル編〜
カプッ…。
『待って、ハナマル…っ。』
ペロッ…。
『ん…ぅ。』
『もう待ってなんかやれない…。今すぐ俺は主様が欲しい。』
『っ、ハナマル…っ。』
後ろから首筋に牙を立てられる。
『んは…っ。』
牙を抜かれる。
『主様は血を吸われるよりもこっちで気持ちよくなった方がいいよな…?』
『ぁ……っ!』
『ん、ふ…ぁ。ハナマル、ハナマル……っ。』
『ん……?』
『大好き…。』
『っ…主様わざとやってる?可愛すぎんだろ…っ。』(メッセージくれた時も思ったけど積極的過ぎんだよ。)
『今夜ハナマルに乱されたい。』(なんて、名指しで乱されたいだなんて俺の理性を掻き乱すこと言ってくるなんて…。)
『優しくできないぞ…主様。』
『ふふっ。…いいよ。ハナマルになら。最初からそのつもりだもん。』
『随分余裕だな…その余裕すぐにでも壊してやる。』
『ん……っ。』
その口を塞ぐように激しくキスをされる。
『主様…好きだ。今も、これから先もずっと……。』
『私も…大好き。』
ギュッと恋人繋ぎをして誓いを立てた。
『はぁ、はぁ…もう、ダメ…っ。』
『……。』
グイッ
『ぁっ!や、ダメ、も…ぅ。』
『俺にもっと頂戴よ。主様ごと。』
『もう、ダメ、身体が……っ。』
『俺はまだ足りない。』
『ひえぇ…。』
翌朝――。
『…腰痛い。でも起きなきゃ…。』
ベットから出ようとすると、ハナマルに抱き締められる。
『っ!』
『まだ寝てようぜ…主様。』
『で、でももう起きないと。』
『腰痛いんだろ?まぁ俺のせいだけど。』
『っ…。』(ずるい。怒る気ないの分かってるくせに。)
『分かったよ…。少しだけね。』
『主様ならそう言ってくれると思ったよ。』
結局起きたのは昼頃だった。
『いい天気……。』
庭を散歩していたら後ろから厶ーに話しかけられる。
『主様〜!』
ドンッ!
腰に厶ーが飛び掛る。
『ぅっ!?』
『す、すみません!痛かったですか!?』
『だ、大丈夫……っ。』
ふと上を見るとハナマルが別邸の窓からこちらを見ていた。
『(。´´ิ∀ ´ิ)』
『っー!』
(本当に叶わないよ…っ。バカ。)
『主様?』
『ムー。ハナマルがササミを沢山食べさせてくれるって。別邸に行っておいで。』
『ホントですか!?』
ムーはすごい勢いで別邸へ走る。
『ふふっ。』
『はぁ!?ササミを食わせろってここには無いぞ!?え、買えって?だれがそんな……。』
『( ̄▽ ̄)ニヤリッ』
『主様ァ!?』
(これくらいのお返しはしてもいいよね(*´ω`*)
次回
FINAL BLOOD 主様、俺の気持ちを受け取ってください。
(もう最後だしわかるよね。)(・∀・)ニヤニヤ
コメント
2件
とうとう最後の🐑だぁ〜!ほんとにいつも素敵なお話をありがとうございます🙇