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第24話、お読みいただきありがとうございました!!
今夜はあっと目線でお送りします!
コンビニに行こうとして、ぷりに遭遇するより前のこと。
その日はまぜを倉庫室に置いてきて、俺はとにかく精神的に疲れていた。
雨も本降りになり、気圧のせいなのか頭も痛い。
なんなんだよ、全く。
まぜがけちゃのことで臆病になるのはよくわからない。
だからって、メンバーにここまで心配させる彼に、いい加減嫌気がさしてきていた。
❤️「ちぐ?どうした、こんな時間に連絡なんて。」
日付が変わる少し前、ちぐからの電話だった。
💙「こんな遅い時間にごめんね。突然だけど、あっとくん、今の時期、紫とピンクの花で思い浮かぶものある?」
こんな時になぜ、ちぐが花のことを聞いてきたのか不思議だった。
紫とピンク、と聞いただけでもうんざりしてくる。
💜(「STPRの華と言ったらこの男!!けちゃお!!!」)
脳内でまぜの声がする。
去年の事務所の24時間リレー生放送でけちゃを呼ぶときにこんなこと言ってたっけ。
もう半年も前のことだ。
時の流れって早い。
そういや、今6月だよな。
俺は、近々見に行こうと思っていた紫陽花の名所を思い出した。
❤️「あぁ、紫陽花、とかかな。そろそろ見頃なはずだよ。」
翌日になっても、俺はちぐの不可解な行動に引っかかっていた。
ちぐが会社に出勤する日だった。
俺はけちゃの元を訪れた。
🩷「あっちゃん?!珍しいね、どうしたの〜?」
突然行ったのに、暖かく出迎えてくれる。
けちゃは本当にお人好しがすぎる。
ダイニングに案内されるなり、俺はけちゃに質問をした。
❤️「なぁ、最近ちぐが不思議なんだよ、けちゃは何か聞いてるか?」
🩷「そぉかなぁ?僕からしたらいつものちぐだけど?」
最近、よく飲むというルイボスティーのボトルを片手に、けちゃはゆったりと話す。
🩷「あ、でもね、昨日二人でご飯行ったのに、今朝も出勤前に僕の家にきたよ〜。なんか寂しくなった〜って。」
そう言いながら、けちゃはハテナマークが見えるんじゃないかというくらい、首を傾げながら視線を天井にやった。
❤️「ちぐが?」
有り得なくもないけど、出勤前に?
まるで安否確認だ。
そして、今に戻る。
さっきまで降っていた雨はコンビニから出るともう上がっていた。
あっきぃからの連絡で、俺とぷりがまぜの家に向かっている途中。
再びぷりのスマホに着信がきていた。
💚「あ、ちぐからだ。」
そう呟いてぷりは電話に出た。
空を見上げると、今にも降り出しそうな雲で覆われている。
俺の心の中もこんなだよ。
ぷりはどうなんだろうと思ってちらっと横を見る。
すると、ぷりがスマホを片手に顔を真っ青にしていた。
只事じゃない。
胸がざわついた。
恐る恐る尋ねてみる。
❤️「どうした?ぷり」
💚「まぜ太が起きないって、ちぐから、、、」
なんで、ちぐがまぜの家に?
その瞬間、今までの欠片が全て結びついた。
しかし、それは、かなりとんでもない展開。
『まぜとけちゃ』
二人は名前のない関係性。
まぜはけちゃまぜの切り抜き動画が増えたことをきっかけに、この関係性を何かに当て嵌めようとして悩んできたと思っていた。
そして『二人を守る』ということは、緩やかにつながり支え合うことだと俺自身の中で考えついていた。
けちゃのことで臆病になるまぜ。
ころんくんにしていた質問。
俺の見ていたものをなぞると見えてくる。
本当はいつも通りけちゃに関わりたい、でもそれができない理由、それは歯止めが効かない運命があったからなのではないか。
例えば、思い出すことでお互いの存在が消える何か、とか。
切り抜き動画って自分たちの発言ややり取りを客観視できる。
だから、やり取りを客観視することで何かを思い出すことにつながる。
そもそも、まぜはけちゃに恋愛感情があるかもしれない、という主旨の発言をしたのは、ちぐだった。
全ては、ちぐが答えを知っている。
今まで、信じていたリーダーに初めて疑念が湧いた。
もちろん、相反するようにちぐを信じていたい、という思いも残っていた。
俺の横でぷりが息を切らせながら、走っている。
そうだよな、俺らはAMPTAKxCOLORSだ。
一緒に走る仲間以上の関係性。
そこに特別名前なんて存在しない。
だけど、もし、この関係性に見えない大きな力が動いているなら、その大きな力すらも覆したい。
そう、強く思った。
あとがき
脳みそ爆発し出している作者ですw
かけないなぁ、と思ったら登場人物が勝手に走り出す、、、
特にあっとくんがとんでもないログで走っています。
ここまで察しのいい人になると思っていなかったんです。。
せめて、なっぽぅのあっとくん、戻ってきて、、
あっとくんの面白いショート動画を見て、自分の中で一旦プラマイゼロにさせています📣💜🩷❤️💛💚💙🌈