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教室のドアが開いて、ロメは読んでいた本から顔をあげた。
「あれ、城島?」
入ってきたのは山本だった。誰もいない教室にぽつんと座っているロメを見て、目をぱちくりさせる。
「まだ帰らないのか?」
「うん、ちょっと人を待ってるんだ。山本くんはどうしたの?」
「ああ、忘れ物しちゃってさ」
自分の机からノートを取り出した山本は、そのままドアへ向かわずに足を止めた。ロメをちらちらと見て、思い切ったように口を開く。
「あのさ。城島って今、彼氏とかいる?」
突然の質問に、ロメはゆっくりと瞬いてから首を振った。
「ううん、いないけど」
「ならさ、今度オレと遊びに行こうぜ!」
「いいよ。どこに?」
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