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あれから半年
あの人とのやりとりは、とても頻繁になった
ぴろん、ぴろん、
返信しても返信しても通知が来る
前はこれを夢見たはずなのに、 今は焦りと不安ばっか
早く返さないと、返信しないと、
返信が遅れたら、嫌われるかも、
別に早く返信しろって言われたわけでも、嫌いになるって言われたわけでも無い
むしろ、『返信遅れちゃっても大丈夫だから!!無理すんな!!』
って来るし
優し、僕とは全然ちげぇや
、_
「…30点…、」
テスト最低だな…
一応、テストはしっかり受けてる、えっら
でも、点は下がるばかり
勉強、してるんだけどな
それに対して、あの人は成績優秀らしい
僕にあれだけ通知を鳴らすのに
あの人が学校に行っている間、僕は必死に勉強してるのに
ご飯の時間も、睡眠の時間も削って、死ぬ気で勉強してるのに
ぃ、いや…、きっと、それ以上の努力をどこかでしてるんだ、あの人は
そうだよ
じゃなきゃ、僕の努力の意味ないじゃん、w
僕ももっと頑張らないと
ね
、
「…!」
60点
2倍取れた…!
食事を完全栄養のゼリーだけにして、食べながら勉強した甲斐があった
睡眠時間はほぼ取らなかった
…これで、この教科は60点
全部の教科合わせて、学年順位は半分も行かなかった
ピロン、
ピロン、ピロン、
勉強中、スマホが鳴った
可笑しいな、この時間は学校に行っているはず…
勉強の途中だったけど、気になって見てみた
…どうやら、あの人の学校は休校らしい
『勉強しとけって言われたけど、だるいから連絡してみた!!w今暇だろ?学校行ってないらしいし』
…
暇、?
必死に勉強してるんだよ此方は
学校行ってないんじゃなくて行けないんだ
だるいから連絡?勉強をせずに?
…何で、?
言いたいことは沢山あったが、唯一の友達
そんなこと言ったら嫌われる
僕はそんな気持ちを押し込め、返信した
『暇暇w暇すぎて死にそうww』
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