わたしは、なにかになりたかったのかもしれない。
5歳。親を殺した。特に何も感じなかった。殺した理由もわからなかった。その後けいさつにみつかってよくわからないところに連れてかれた。
6歳。連れられた場所はいまだにわからないが、ここの生活にもなれた。
7歳。脱走。わたしがいたところだった場所はもやした。ついでにみんなころした。何も感じない。どうして脱走したのかも、ころしたのかもわからない。
8歳。きおくなし
9歳。きおくなし
10歳。きおくなし
11歳。なぜかまたけいさつにつれてかれた。たぶん、食料を盗みに町に出たからだ。
12歳。どうやらつれてかれたばしょはこどもをほごするところらしい。私にはよくわからない。
13歳。めんどくさい。いきることがめんどくさい。早くなにかになりたい。はやくなにかに、はやく、はやく、
14歳。脱走。こんかいは誰もころさなかった。なぜ殺さなかったのかはわからない。はやくしりたい。なぜなのか、わたしがなんなのか。
15歳。わたしは、ただのゴミだった。
16歳。きおくなし
17歳。きおくなし
18歳。私はゴミと言うより、人間ではない、化け物というものらしい。周りの人達からその言葉をかけられるのだから、多分そうだろう。今はもう昔の私が何を考えていたのか、感じていたのか、もうほぼ記憶が無い。うろおぼえだ。でも、昔からの何かを私はいつも感じている。
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