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“ なんで近くに居たのに助けられないのよッ‼︎ “
助けた市民に言われた言葉
こういうことは沢山言われてきた、けど
今回は我慢できなかった。
『 ッ…ヒーローでも助けられない命はあるんです ‼︎ 』
市民につい怒鳴ってしまった
その人は驚いた表情をして俺に向かって言った。
“ 市民を助けられないヒーローはヒーローなんかじゃないわ ‼︎ ”
『 ごめんなさい。 』
『 …ごめんなさい。 』
本当にごめんなさい、貴方の大事な人を守れなくて
ごめんなさい。どうかこんな俺を許して、神様。
“ …ッうるさい ‼︎ 黙ってよ ッ‼︎ ”
『 …助けられなくてごめんなさい 』
…市民が去ってから何時間経ったか分からない .
ごめんなさい。 雨に打たれて傘も持たずに壊れた街を見ている
小さな瓦礫の隣に座る
「 …ッ おい。 」
声の元は小柳くんだった。
『 …ぁ、小柳くんどうしたんですか? 』
「 … 帰るぞ。 」
そう言って、腕を掴まれて強制的に
連行される。
『 まだ、終わってないんですけど… 』
「 あっちの敵だろ? 終わってるよ。 」
… 流石 小柳くん。
『 帰りましょうか 』
「 …なんか辛いことあったんだろ? 」
なんで、分かって…ッ
『 っそんなわけないじゃないですか〜! 』
頑張っていつもの笑顔に近づける。
「 嘘ついてるのバレバレ。 」
「 嘘つくなら、もっとバレないようにしろよ 」
謎に変なアドバイスをもらう。
『 …はい。 』
俺がそういうと、小柳くんはガハハっと笑った
どこに笑う要素が…?
「 お前らしくねぇな 」
「 いつも、わーわーぎゃーぎゃー うるさいのにな w 」
『 …小柳くんに俺の気持ちが分かる訳ないです。 』
そうだよ、本当に
お前なんかに何が分かるって話だ。
「 助けられなかったんだろ? 」
「 “ 市民 ” 」
その言葉に胸にチクっと痛みが走った
『 黙ってよ。 』
「 えー…無理 」
何回言っても、無理と断れる
無性に腹が立った。
「 でもさ、結局は守られてる側じゃん? 」
「 何も出来ない一般人が俺たちに言う権利はない 」
『 …そうですけど 』
守るのが、ヒーローの役目なのに。
「 両方助けられたか? 」
「 あの状況で。 」
「 瓦礫に埋もれてる子供1人と
それを助けようとしている親
どっちにしろ、子供は助けるのに時間が掛かる。 」
でも沢山将来があったのに、俺が人生を壊してしまった
「 …誰も悪くねぇよ。 」
「 頑張ったんだろ? 」
無意識に小柳くんに抱きついていた
「 ぉわッ…抱きつくなよ… 」
「 もう…仕方ねぇな。 」
…小柳くん、好き。
大好き。世界で1番
『 大好き。 』___