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第一章 マフィア編
第八話「追われる者」
冷たい雨が降る夜。
マフィア本部の会議室。
ボスは四人の幹部を前に静かに口を開いた。
「古流斬の監視は終わりだ。」
部屋に緊張が走る。
「これより、古流斬を”裏切り者候補”として扱う。」
その言葉に幹部たちは静かにうなずく。
しかし、一人だけ口を開いた。
「……まだ証拠はありません。」
そう言ったのはグッドだった。
ボスは冷たい視線を向ける。
「証拠は必要ない。」
「疑われた時点で十分だ。」
⸻
最初の刺客
翌日。
古流斬は一人で任務へ向かっていた。
その帰り道。
人気のない路地で足を止める。
「……いるな。」
建物の影から三人の構成員が現れる。
「ボスの命令だ。」
「古流斬、お前を拘束する。」
古流斬は静かにナイフを握る。
「悪いけど……。」
「捕まるわけにはいかない。」
⸻
圧倒
構成員たちが一斉に襲いかかる。
古流斬は最小限の動きで攻撃をかわし、ワイヤーで武器を絡め取る。
一人。
また一人。
誰一人命を奪わず、気絶させていく。
最後の一人も倒れ、路地は静けさを取り戻した。
古流斬は小さくつぶやく。
「これ以上、仲間とは戦いたくない……。」
⸻
ケイトとの再会
その様子を偶然見ていた人物がいた。
ケイトだった。
「君は……。」
古流斬は顔を隠していたため、正体は分からない。
しかし、ケイトには分かった。
「この前、人を助けてくれた人だな。」
古流斬は何も言わない。
そのまま背を向けて歩き出す。
去り際、小さく一言だけ残した。
「……市民を頼む。」
その言葉を聞いたケイトは確信する。
「あの人は……敵じゃない。」
⸻
ザッドの追撃
その夜。
幹部・ザッドは報告を受ける。
「古流斬は追っ手を倒しました。」
ザッドは静かに目を閉じる。
「やはり、こうなったか。」
そして自ら立ち上がる。
「次は俺が行く。」
⸻
新たな戦いへ
古流斬は夜の屋上に立ち、街を見下ろしていた。
「もうマフィアには戻れない。」
その覚悟を決めた瞬間。
背後から低い声が響く。
「ようやく本気で追えるな、古流斬。」
振り返ると、そこには幹部・ザッドが立っていた。
二人の距離はわずか数メートル。
静かな夜に、緊張だけが張り詰める。
――第八話「追われる者」 完
コメント
1件
第8話読了っ!!🌸 いきなり「監視終了→裏切り者扱い」の展開エグすぎて心臓バクバクした〜😭💦 グッドが一人だけ証拠を問う場面がすごくグッときた…!古流斬、刺客を無力化しても命は奪わないんだね、その優しさが胸に沁みる🥺💕 ケイトに「市民を頼む」って一言残すところも格好良すぎだし…最後にザッドが「ようやく本気で追える」って来たから次回どうなるの!?早く続きが知りたい〜!!!✨