テラーノベル
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キャテラに言われるまま、ベッドを出て、廊下を歩くことになった
「確実なことを言っておくよ。ここに落ちてきた時点で、もう帰ることはできない。あいつらと一緒にいるのが一番さ。 アズリエルは必ず君と遊びたがる。答えは「いいよ」それだけを言えばいい」
「えっと…アズリエルって…」
「僕の弟。本物の血の繋がりはないけど。 あぁ…それと、アズリエルに指一本でも触れたら…後悔することになるよ」
彼は、歩きながら色々と言いつけてくる。キャテラは、アズリエルのことを話すときだけ、とても過保護でアズリエルを気にかける言葉が多かった
「返事しかしてこないけど、そんなにつまらないか?」
「そんなことないよ…。ただ、私なんかに時間を使うだけ無駄だとおも…」
キャテラがいきなり、足を止める
「人間しては、随分と自身なさげだな」
その声は、とても冷たかった。あれだけ虐待と虐めを受けていたけど、こんなに冷たい声を聞いたのは…初めてだった
「え…?」
「…まぁいい。速く行こう」
数分間、無言で歩き続けると城の中庭に出た。花壇にはいろんな色の花が咲いていたけど、金色の花が一目見るだけでわかるほど、多く植えられていた
「その金色の花は、バターカップ。毒があるんだ」
綺麗に手入れされた花に見とれていると、 青いパーカーを着たスケルトンがいきなり目の前に現れた
「いきなり出てくんな。帰れ 」
キャテラが反射的に青いパーカーを着たスケルトンに血のように赤いナイフを向ける
「Heh…今のは悪かったとは思うけど、それはひどくないか?キャラ」
「はぁ…。僕にとって、お前が一番面倒だよ」
キャテラは、一向にナイフを下ろさない
「オイラはどうだって良いけどな。このガキンチョは?」
「全員の前で自己紹介させるつもり。そっちの方が負担がないだろ」
「なら、オイラは先に言っといた方がいいな」
「オイラはサンズ。見ての通りのスケルトンだ」
「私はフリ…」
口を開いた瞬間、キャテラに阻止される
「あとでいい。それよりも、お父さんとお母さんは?」
「トリィと王様なら、あっちの奥だぜ。パーティーの準備をしてる」
「パーティー?」
確かに、向こうから楽しげな声が聞こえてくる。どうしても、なんのパーティーなのか聞きたくなった
「王子様…アズリエルの誕生日パーティーさ」
サンズが言い終わると共に走る音と奥から白いもふもふした頭が見える
「あれ?キャテラとサンズだ!」
「アズリエル!」
キャテラが走り出して見事にアズリエルといわれたモンスターを抱き締めた
「キャラっ!早く行こう!もう待ちきれないよ!」
「わっ、ちょっとアズリエル!」
アズリエルは、フリアスに気づくことなくキャテラを引っ張って行ってしまう
「あー…オイラがお前さんをエスコートしないとな。手、繋がしてもらうぜ」
サンズは、フリアスの手を握る
「驚くなよ?一瞬で着くからな」
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