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ドルパロ
後半雑
アイドル以外今と設定は同じです
rurb
国民的アイドルグループの小柳ロウと星導ショウは不仲で有名だった。グループ、MECHATU-Aではそれぞれにユニゾンが出されている。どんなペアでもあったり、カバーすることがあったのだが小柳ロウと星導ショウだけは無かった。それに、生配信などをやってもお互いからお互いの名が発せられることはなかった。
「あーライブ疲れたぁ」
「お疲れ様〜!打ち上げどこ行こかー!?」
「俺星導の手料理食いたい」
「叙々苑でしょ」
「お前冗談はよせって笑焼肉キングだからな」
なんてライブ終わりとは到底思えない元気さで返ってくる。ひとり変なのもいたが。今日はMECHATU-A大阪LIVE最終日。計3日かけて行われたライブではたくさんの人が足を運び自分たちのパフォーマンスを見に来た。
「お前ら仲良すぎだろ」
呆れるようにライが言うのもライブ終わりにるべとロウがイチャつくのも定番。運営が仲が良すぎるからと仕事中は何かと離しているため不仲と思われやすい2人だがとてつもなく仲がいい。曰く、保育園からの幼馴染だとか。この絡みを見たら甘いものが苦手な人は胃もたれを起こすだろうか。
俺と星導は一緒に住んでいる。別に付き合っている訳では無い。高校生の頃、アイドルを始める時に3個下で当時中学生だった星導が親の元を離れて暮らすことができず、保育園から同じ俺が一緒に住むことになった。デビュー前、俺達が練習たちに仲が良すぎて運営から離されるようになった。意外とクール売りをしているが彼奴は根っからのドジっ子なので家ではやらかしまくりで家事を何個禁止したことか計り知れない。ファンには今のところ知れ渡っていないが彼奴はかなり人見知りで緊張しやすい。歌番組などの本番前も執拗いぐらい「緊張やばい〜」なんて泣きつかれる。前と比べるとかなり落ち着いてはいるがそれでもうるさい。メンバーとの初めての練習で緊張しすぎて話しかける声が高くなったり裏返っていたのは隣で聞いていて面白かった。
「乾杯〜!」
ウェンの音頭で皆が飲み出す。俺はまだ20歳いっていないのもありジンジャエールで。同じく未成年のカゲツとお酒が弱いリトとイッテツはコーラ。
「あ〜俺も早くお酒呑みたいです〜」
「残念だったな笑18歳クン笑」
「何?喧嘩ですか」
この狼とやらは毎度のように煽ってくる。本当にウザったらしい。
「お前ら毎回その会話するよな」
リトがつっこんでくる。まぁたしかに毎回飲み会の度に此奴に煽られている気がする。本当にその癖は昔っから変わっていない。昔、学校の発表会の時に俺が盛大に言い間違えをした時も後でからかってきた。ずっと言ってきたので流石に殴り飛ばしたが。
「まぁあと2年もしたら飲めるんだし待てよ。あともう1回今までの活動したら余裕で飲めてるぞ」
「じゃあその時は沢山飲もーねカゲツ」
「なんやぁ!」
ウェン達と話していたカゲツにいきなり振ると毎回こう返ってきて面白い。
「アイドルの裏側密着動画?」
大阪LIVEが終わりようやく少し楽になると思ったのにまた仕事だ。今回は俺たちが持っている冠番組だから仕方ない仕事だとは思う。だが問題は別にある。あえて2人組を作り毎週分けて放送するそうだ。カメラマンは基本的に着いてき、家などは俺たちの個人カメラだとか。で、その2人組が小柳くんとなのはやはり番組側も視聴者の‘’そういう”意図を読み取ってなのだろう。本当にテレビは腹黒い。
「いやまぁ、俺はいいんですけど。」
「僕も〜!面白そ〜!」
皆がどんどん賛成していき決定となる。先程も言った通り俺は別にいい。しかし家をどうするかが問題。今まで、番組でキャンプに行った時他の組はトランプなどをしたというのに俺と小柳くんの組だけ何もせずに寝たなど散々不仲売りをしたとに急に一緒に住んでるとなると視聴者がついていけない。前だが小柳くんが配信をする時に間違えて音を立ててしまいコメ欄が荒れたと言われてから配信をする時は誰かの家へ行ったり出掛けるように心掛けるようにした。気がついたら話し合いが終わっていたようで収録開始日は来週の水曜から金曜とホワイトボードに書いてある。
「ウェン〜?来週の水曜泊まらせて〜」
「ん?いいよ〜ロウきゅんにも言っときなね」
「んはは。もう俺子供じゃないんですけど。まぁ家主には言っといた方がいいですよね」
ウェンは俺を子供だと思ってるのか毎回毎回泊まりや遊びに行く度に小柳くんに言うように促される。
「小柳くん来週からウェンの家泊まるね」
「うい。気をつけろよ。」
取り敢えず家は確保した。確か金曜日は夜から小柳くんが収録なのでその日だけ家に帰ろう。どうせ水、木は昼から仕事、金曜は学校がある。
「はいども〜星導です〜」
「なんか密着されるみたいなんですけど俺今から昼まで学校なんで。それじゃあさようなら〜」
さすがに仕事があるとは言えど学校に行かなければ学業についていけなくなる。さすがにアイドルだからでは誤魔化されないほどの成績をとったら事務所に怒られてしまう。なので朝からの仕事以外は基本的に向かうようにしている。学校に着くとカゲツが窓側の席で外を眺めていた。よく学校を休む俺たちは固定で端の席。
「おはよ。カゲツ」
「おお!?おはよ。今日来たんやな」
「さすがにね。昼から撮影で抜けるけどね」
「僕も!いつものとこやろ?一緒行こや」
「いいよ」
偶カゲツも一緒だったらしい。仕事内容は違うのかもしれないが場所はいつもの場所なので一緒に行くことになった。5限目に抜けるなどは中途半端でやりたくないので4限目が終わったら一緒に向かおう。
「カゲツ帰るよ」
「おん!!」
ピコン、とカゲツのスマホが鳴る。
「ん?伊波外おるって」
「えぇ?じゃあ早く行かないとですね」
「せやな!」
そういうとバッグを持ちガンダで消えてしまった。
「早過ぎない?」
俺も足には自信があるがカゲツの方が何倍も早い。仕方なく俺も小走りで追いかける。
「遅いで〜!」
正門前へ着くとカゲツとライが待っていた。
「ライも仕事ですか?」
「そそ!場所近いから迎え来ちゃった〜!」
そう言いウィンクするライからはアイドルオーラが溢れ出すぎていた。いやアイドルなんだけどね。さすがに道中でカメラを回さないと行けないか?と思い手持ちカメラをバックから取り出す。
「そっか今日から」
「僕も撮っちゃお〜」
「おいお前カメラこっち向けんな笑」
「カメラ向け会うなよ笑笑」
お互いがカメラを持ちカメラを向け合うカオス空間に笑うライ。
「ライは撮らないの?」
「俺忘れた」
「おい何忘れてんねん笑笑」
カゲツが笑ったことによりカゲツカメラがものすごく揺れている。
「なんで体育の持久走の後にこんな元気なんだよ」
絶対にもっと疲れているべきだろ、とツッコミたくなる。さっきこの人爆走してたし体力が無限なのかもしれない。
今日の仕事は雑誌の表紙の写真撮影だそうで、密着されつつ写真撮影をするというW仕事をした。撮影が終わることには見事に疲れきっていたがまだ密着されているので疲れが表に出ないように頑張る。
「この後はウェンの家に泊まるんでこのままウェンの家行きます。え、ウェンって今日仕事ないですよね?」
カメラマンにはこちらに聞くなという顔をされたが奥にいたディレクターがバツのポーズをする。スマホを取りだしウェンに<今から行く>と連絡をするとすぐにOKのスタンプが帰ってくる。ついでに小柳くんにも今からウェンの家に向かうことを伝えた。スマホをしまうとディレクターから何をされていたのか聞かれた。
「今ですか?ウェンに今から行くって伝えました。あの人やっぱギャルですよね。すぐに返信来ましたしスタンプが可愛い」
よく視聴者からもメンバーからもギャルと称されてるウェンだが本当にギャルだと思う反面、おじさんではないのか?と思う時もある。ウェンの家の近くになるとカメラマンがカメラを回すのをやめる。ウェンの家は一軒家なのでインターホンを押す。すると扉を開け出かける準備をするウェンが出てきた。
「るべしょ〜!いらっしゃい!」
「あぁ、えっと〜どこか行くの?」
「ん?ああ!ロウきゅんが飯作り来てって言ってて行くんだよね〜るべしょーも行くでしょ?」
「いやまぁ行きますけど小柳くんがですか?あの人Uberばっかなのに」
小柳くんは普段俺が泊まりに行くとウーバーを使いご飯を食べている。たまに俺が用意する時もあるが基本的にウーバー。もしくは外食だろう。ウェンも丁度家を出るタイミングだったらしくそのまま家に向かうことになった。カメラマンさん達に今から小柳くんの家の方に向かいご飯を作りに行くとウェンが言うとまたカメラを構えられる。
「ウェン何作るの?」
「唐揚げっしょ。るべしょうは?」
何を作ると言われてもな〜、特に何も考えている訳でもないしと思う。
「あ、ミニスカサンタとして行こっかな」
「やめとけ笑」
ミニスカサンタの俺を見たウェンだから止めてるのかふざけるのをやめとけと言っているのか分からない。取り敢えず俺はサラダを作ることになるだろうからいつものレタスのサラダでいいだろうか。
「カゲツからは評判良かったんですけどね」
「いやぁ違うっしょ。ただのキモイおじさんだったし」
ウェンの高火力発言に思わず吹き出してしまう。ウェンはこういう時無意識に高火力になるから面白い。家に着くとウェンがリビングにいた小柳くんの猫と遊び始める。と、部屋の奥に俺のオトモが居た。彼奴はよく飼い主を置いてどこかへ行くがまさかここにいたとは。
「ウェン早く作るよ」
「あ!そうだった〜!唐揚げねロウきゅん」
「ロウきゅんって呼ぶな。お前らここで食ってけよ」
「やっさし〜」
「ね〜珍しいですよね。小柳くんが優しいなんて」
「なんつったか星導?締め出すぞ」
「きゃー!まだ20歳いってないのに!」
「成人はしてるだろ」
嫌嫌いくら成人済みとは言えどまだお酒も飲めなければ煙草も吸えない歳。あんだけ俺のことをガキ扱いしてくるのにこういう時だけは都合がいい。キッチンへ行くとウェンが既に準備を始めていた。ウェンは主菜担当。俺は汁物と副菜担当。米はまぁどうにかしてくれるはずだ。適当に野菜室からレタスやその他を取り出す。作っている途中、喉が渇いたので適当にコップを取り出す。
「ウェンも飲む?」
「何〜?」
「水かお茶。ハイボールはなしで」
「じゃあ僕お茶飲む」
コップをふたつ取り出しお茶を注ぐ。本当に適当に選んだコップなので小柳くんのではないから怒られることは無い、と信じてる。お茶を飲み料理を再開する。残りはサラダの盛り付けぐらいだったので3人分皿を用意し適当に盛り付けをする。ウェンも揚げ終わったそうでサラダの盛り付けが終わった皿から順に唐揚げを乗せていく。完成した料理を食卓台へ運ぶ。その頃小柳くんはリビングでスマホを弄っていた。
「できたんだけど食べないんですか」
声を掛けるとソファの近くの机にスマホを置くとこちらへ来る。3人が座り食べ始める。
「ん、うま」
「へへーん!でしょ!唐揚げだけは任せて!」
ウェンが鼻高そうに言う。まぁたしかにウェンを超えるほどの美味しい唐揚げを作る人はこの人生で出会ったことがない。それ程ウェンの作る唐揚げは美味しかった。
「お前全然進んでなくね」
小柳くんが唐揚げ2つ目を食べ切る頃に俺は1個目を食べ終わった。
「小柳くんが食べるの早いだけ」
「でもるべしょう食べる量は減ったよね」
デビュー初期はあんな大食い担当って言ってたのにと言われる。そりゃ当時中学三年生の胃袋だ。今よりも容量があるしよく食べるわけだ。
「俺より食べなくなったよな。俺と同じ量食ってたのに。」
「そりゃ中3だったからね。成長期の子供舐めんな」
「うわ確かに僕も中学生の頃めっちゃ食べてたな」
共感してくれた者が一人いたことで俺の方が有利になる。それに小柳くんだって中学生の頃は沢山食べていたと小柳くんの親が言っていた。
「まぁるべしょう多かったら残していいからね」
「大丈夫だって!唐揚げくらい5個食べ切れるわ!」
まぁ多かったら小柳くんにあげるけどと言われるとすぐに1個取られてしまった。この泥棒犬が。すぐにという意味では無いだろう、普通。家には来客用の布団が沢山ある訳でもないので食べ終わるとすぐに家に帰る。ウェンの家に着くと順番に風呂に入りウェンのベッドで寝た。明日も普通に学校だ。明日はテレビの収録だったっけ。気がついたら寝落ちしていた。
密着された動画が2ヶ月後放送された。完全に疲弊しきった体で見る。かなり面白く編集されていてネットでも好評だった。だが編集で俺と小柳くんの距離が少し生じていた。小柳くんが「なんか距離あんね」と少し残念そうにしていた。何故ここまで不仲売りにしたいのか運営の意図が理解できない。別に不仲売りをしたところで不仲になるわけではない。
「なんか残念」
言ってなかったかもしれないが俺は此奴のことが好き。勿論likeの方ではなくLoveの方で。小学四年生からの片思い。向こうにその気は無いと分かりきっている。だけど普段から俺を意識してほしくて所作などに気を使っている。一緒に住むとわかった時は嬉しすぎて裏で飛び跳ねたくらいには好きだ。
「やね。残念」
そういい頭を撫でられる。俺よりでかくてゴツゴツとした細い指。温もりがぬこしあり安心する。
「眠い?」
「ねむい、」
「運ぶから寝ていいよ」
「ん、ありがと、」
頭を撫でられた安心感と疲弊により眠気が押掛ける。運ぶと言われたのだから甘えていいだろう。隣にいた小柳くんの方に頭を預けて眠る。
〰️
寝ていいと言われたら安心して眠る姿が可愛い。昔からこういうところが好きだ。もちろんそれ以外にも。初めて会ったのは此奴が3歳の時。常にオドオドしてて可愛くてつい惚れてしまった。そこから今まで続いている恋。此奴のことは俺が1番知ってる。そして誰よりも此奴のことを思っている。普段見せない1面も俺だけにみせてくれる。体調が悪い時に甘えたくてすぐ甘えてくるのもすぐ泣くのも実はドジっ子なのも全部俺だけに見せればいい。
〰️
わん、つー、わん、つー。先生のリズムでダンスを踊る。今度の歌番組で披露する新曲のダンスはかなり難しく俺のようなダンスが苦手な人には向いていなかった。現に気を抜けば平気で置いていかれるし間違えやすい。それに足をくじきやすい。ダンスが終わるとそれぞれに課題が出される。次はそれを意識してするようにと言われるのだ。
「星導さん。テンポが遅れてます。それと動きが固い」
毎回毎回散々な言われようなので今回はマシだ。逆に気を入れすぎたら動きが固くなりテンポに合わせようとすると形が崩れる。ダンスとは面白い。1度休憩が入りみんなが床に座る。
「ダンス難しくない?」
同じくダンスが苦手なイッテツが言う。本当にその通りだ。大体ダンスが得意な小柳くんでも難しいと言わせるダンスを初心者にやらせるべきではない。わかるー、とみんなが嘆いていると練習が再開された。できるだけテンポを合わせつつ動きが固くならないように。少し油断していた。思い切り足を挫いてその場に座り込んでしまう。曲が止まり皆が心配をする。
「るべ大丈夫?」
「大丈夫、すぐ立つから」
「いえ、やめときましょう今日は終わりにします。」
ダンスの先生が俺の様子を見てからなのかそういい練習が終わる。
「るべ立てる?」
「立てる、」
そう言い立ち上がろうとすると電流が走ったかのように痛くなる。
「やっぱ無理じゃん」
「どうしよ、」
帰りはどうしようか。明日だって学校があるし怪我が本番までに治らなかったらと考えると想像もしたくなかった。
「俺が運んでく」
そう言い後ろから小柳くんに姫抱きされる。思わぬ距離の近さに顔が赤くなる。ここから家までは遠いが幸いにもタクシーを直ぐに捕まえられたのですぐに帰ることができた。
「だいぶ赤く腫れてんね」
痛い?と言われながら冷やされる。
「痛いよ」
そりゃあこんだけ腫れてるんだから痛いに決まっているだろう。小柳くんがなにかブツブツ言っている。
「何?」
「いや、俺の白狼の力使ったらいけるんだけど無理だよなって」
「前使われた時体調悪くなったからヤダ」
「だよな」
白狼の力。小五ぐらいの頃に俺が足を怪我し立てなかった時に白狼の力を使われたことがあった。その時はすぐに治り経つことが出来たが家に帰りよるになると体調が悪くなり始めたことがあった。
ある日、学校終わりに文房具屋さんによった帰り道、とあるホテルの前で小柳くんを見た。笑顔で女性と話していた。見たくもなかった。すぐに目を背けて家へと走る。まぁそりゃ自分でもわかってた。小柳くんの恋愛対象は女性だって。自分に興味なんか一切示さないことも。なのに自分の目からは涙がこぼれ落ちるばかり。家に着いて部屋に引き篭ってただ涙を流すばかり。かなり時間が経ったと思う。部屋の扉を叩かれる音がする。扉の向こう側から泣いている原因であり大好きな人の声がする。
「入るぞ」
扉が開き暗い部屋に廊下の灯りが差し込む。
「お前暗。ってなんで泣いてんの」
さすが白狼。目がいい。いや耳なのか?かすかな鼻を啜る音で気がついたのか。よく分からないがこういう時は謎に勘が鋭くなられる。
「なぁ何?学校で辛いことあったか」
お前が原因だよと言いたくなったがやめておく。こんなことを言って困惑させたくない。
「俺、お前が1人で苦しんでるの嫌だ」
どうせこれもメンバーだから。俺だってメンバーが部屋で泣いてたら心配。それと同じ。
「教えて。なんでも、解決するように頑張ってみるから」
あーもうしつこいな。
「なぁだから教えて」
「お前が原因だよ」
そういうと小柳くんは目を見開いた。言ってしまったのなら全部言っちゃおうか。
「小柳くんが今日ホテルの前で女と話してるの見た。すっごい悲しかった。お前のことが好きだから。だから悲しかったよ。」
あーあ。こんなこと言っちゃって馬鹿みたいだ。縁、切られるかな。家追い出されちゃったらどうしよう。
「星導」
「なんですか、嫌ならさっさと言ってくださいよ」
先程よりも涙が止まらくなってしまった。失恋とはこういうことなのだろう。
「違う!俺だってお前のことが好き。初めて会った時から。ずっとずっと」
思っていた答えとは違い思わず情けない声が出てしまう。俺のことが好き?小柳くんが?
「星導、こっち見て」
そう言われて顎をつかまらて上を向かせられる。
「好き。付き合ってくれ」
「、よろこんで」
良かったと抱きつかれた。余計涙が止まらなくなる。
「お前泣きすぎ笑」
「仕方ないじゃん」
後日談
メンバーに付き合ったことを話したところ
「え?付き合ってなかったの?」
と言われた。曰く前から距離感がバグっていたらしい。