「俺ね、嫌がってる人見るの好きなんですよ、、、。」
sh「んっ、、、!」
「あんたみたいな、自分は大丈夫とか、油断しきってる人は特に。最後は諦めちゃうでしょ?だから、今も諦めて俺と一緒に回りません?」
sh「(ち、がう。俺は、、、違う!弱気になるな。今は考えろ、、、)」
俺は一旦体の力を抜き、相手が油断した瞬間に相手の指を噛んだ。怯んだ相手を押し退けて俺はknの元に走り出す。しかし、相手の反応の方が早く腕を掴まれる、、、。
sh「くっそ、、、!はな、、、」
kn「離せよ、、、。」
br「じゃないと、お兄さん痛い目見るよ?」
「い、いつの間にっ!?、、、くそっ!」
sh「kn、、、br?」
男はそのまま人混みへと消えていった。二人は振り返ると、とても悲しい顔をしている。
kn「shkよく頑張ったな、、、怖かったろ?」
br「ごめんっ!僕が変なのに絡まれちゃったからだ、、、。」
sh「いや、brさんは悪くない!俺も早い段階で逃げれば良かったんだ、、、。」
kn「shkまた前みたいに自分のせいって思ってない?」
sh「、、、、、、。」
kn「shk。前だったら逃げる術も知らなかったよね?でもさ、今回は相手から逃げる術を知って俺たちの所へ行こうとしてた。ちゃんとshkは成長してるし、何もしてない事なんかない。」
sh「kn、、、有難う。じゃぁ俺あの時より成長してるんだな。」
二人で話をしているとbrが不思議そうに俺たちの顔を見つめてくる。
br「え?待って待って?僕そんなの知らないけど!?ずるいじゃん!教えてよっ!」
kn「絶対に教えません。」
sh「ははっ!本当、brって顔の表情コロコロ変わって面白いな!!」
br「え!?そんなに僕のこと見てくれてるの?てか、それ言うの今じゃないって!」
kn「うるさいなー、、、。ほら、br他の皆んなん所合流しに行くぞ!」
br「ねー、shk。さっきの会話何?僕にも話してよー!」
sh「嫌だよっ!、、、knだけでいい。」
br「余計気になるじゃん、、、!教えないなら、、、抱きつくー!」
sh「うわ!おい!離せって!お前っ力強っ。」
kn「こーら。br?何どさくさに紛れて抱きついてんだよ。」
brが体から離れると背中をぐいぐい押してbrを先頭で歩かせてる。
sh「あ!あのさ、、、」
kn&br「んー?」
sh「有難う、、、助けてくれて。」
br「shkーーーーっ!」
今度は二人に抱きつかれる。何?この状況(笑)
kn「どういたしまして。」
br「やっぱ可愛いなーshk。」
sh「ちょっと!そろそろ離せって!見られてるだろうが!」
二人が体から離れると二人から手を差し伸べられる。俺は二人を交互に見た。
sh「え?何?」
br「決まってるでしょ?手!つなぐの!」
kn「そ。迷子にもなんないし、悪い虫もつかない。」
sh「だからって、、、2人と手を繋ぐってのは違う気が、、、。」
kn「あー!もう、うだうだ言ってないで行くよ!」
br「そうそう!」
2人が俺の手を取る。周りからしたらこの状況はめちゃくちゃ面白いんじゃないか?
でも、そんな状況も楽しくなっちゃって笑いが込み上げてくる。
sh「はは!なんだよこれぇ!おかしいって。」
俺は2人の手をギュッと握り返した。
他の3人とも合流をし車に向かう。どうやら皆んな疲れてるようで少しでも寝てもらえたらと思い俺が立候補し、運転する事にした。
sh「じゃぁ、出発しますー。」
全「はーい。」
数分後には後ろから寝息が聞こえてくる。助手席のknはまだ起きていた。
sh「kn、寝てていいよ?俺眠くないし、安心して?」
kn「運転してるshk初めて見るからドキドキして寝れない。」
sh「笑い含みながら答える内容じゃねーだろ。」
kn「はは!ごめん。でも、なんか皆んな寝ちゃって俺たち2人だけみたいじゃない?」
sh「確かに、、、めちゃくちゃ静かだよなー。」
kn「、、、あ、ちょっとそこのコンビニ入ってくれない?」
sh「了解ー。」
コンビニの駐車場へ入り車を止める。
sh「何か買うの?」
kn「、、、shk。あのさ、俺と付き合ってくれない?」
sh「、、、へ?ちょ、、、待って、、、え?今、何て?」
kn「、、、俺と付き合って欲しい。」
sh「あ、、、えと、、、」
kn「返事はすぐじゃなくていいからさ。俺ちょっと飲み物かってくる。」
車から降り、店内に入るkn。それを確認して俺は顔を両手で隠した。きっと耳まで真っ赤であろう顔を見られる訳にはいかない。
sh「smも言ってた事、、、本当だったの?え?knが俺を?あの一目惚れってのはからかってるんじゃなくて、本当にって事、、、?わっかんねー、、、俺、どうしたら、、、。」
誰も聞いていない車内で1人呟いた。
第9話終わり
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