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コメント
1件
Tちゃん、第1話読ませていただきました☺️ 冒頭、あづキンが「他の奴らも誰かにそう思ってんじゃねーか」って切り出すところ、二人の間に漂うちょっとした気まずさみたいなものが伝わってきて、すごくリアルだなと思いました。 その後、一人になって自分の「風船みたいな体だった時」を思い返すシーン。手に入れた身体に慣れてしまって特別感が薄れていく感覚、なんとなく胸に刺さりました。望んでたはずなのに、叶うと慣れがくる——そのもどかしさが静かに描かれていて、好きです。 最後の「よいしょ」と腰を上げて刀を手にする動作に、考え込んだ後の踏み出しが感じられて、続きが気になります。素敵な話をありがとうございました🌷
⚠前編通しての注意⚠
Mo4 二次創作
若干のカップリング表現
全体的に沼同士の仲が良好でない
嫉妬、羨望 等の描写あり
1部沼の口調が曖昧
素人文章
問題のない方はお進み下さい
↓↓↓
「俺さ、思うんだ」
居間で俺が出したお茶菓子を食べながら、 あづキンが口を開いた。
「俺がジャックに対して羨んだように、他の奴らも誰かにそう思ってんじゃねーかって」
『…それは、どうだろうね』
俺は煮え切らない曖昧な答えしか出せない。
確かに、他の沼が嫉妬や羨望を抱えるか、なんて聞かれたら
気になってくる。
特にマリキンや荒川さん。
太陽やざくろ、いや。
全員そうだろうか。
『俺には分からないけどさ、それなりに聞いてみても意外と答えてくれるかもしれないよ?』
「でも、直接聞いたら変だと思われねぇか?普通に会話してたのに、急にとかさ」
『あー…まぁ、それはそっか』
結局その日はあまり深堀せずに
あづキンは帰って行った。
1人になって改めて考えてみると、俺にはあった。
風船みたいな体だった時、
胴体があって、四肢があって、 指がある皆をどうしようもなく羨んでいたような覚えがある。
重心に身を任せてくるりと回ったり、5本の指でピースをしてみたり、ジャンケンをしてみたり。
そんな日々を望んでいざ、
手に入れた身体だけど……
慣れてしまえばそんな感覚も少し薄れていく。
思い返して、今。
自分の手を見つめながら、
ぐー、ぱーと繰り返し握ってみる。
…望んでたはずなのに
今は何も特別感が感じられない。
肉のついた両腕で仲間のみんなを抱きしめたこともあった。
絶好調だった。あの時はこの身体に慣れていなかったから。
夢とは叶えてしまうと慣れがやってくるものだと気づいてしまう。
目を背けていた事実を目の当たりにして胸の奥がどこか捉え所のない気持ちになる。
考えるのはやめにした。
ここで悩んでいても仕方がない、
俺はテーブルに手を付きながら
「よいしょ」と、重い腰を上げて壁に立てかけた刀を手に取って廟堂を後にした。