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第二話
視点∶gnms
ここに人が来るのは久しぶりだ。
1度この近くで災害が起きて、それきり、周りの村の人間は皆引っ越していって…
神社は信仰を集めなければ機能しない。
人間が居なくなったから、住み着く妖怪の私もまともに力が出せなくなったし、なにより神社は機能を失い、信仰もクソもないただの建物になってしまった。
土地の言い伝えとかは確か微量だがあったし、看板とかも村側にあるはずだが‥彼がこの建物を知らないんだったら、反対側の山の麓‥いや、崖になってて登れない方の村から来たのだろう。
どうやってここに来たんだか。
「‥落ち葉、ここに集めて。」
『はーい。』
今は掃除の手順を教えている。建物内の雑巾掛けは彼が来る前に終わっていたし、あとは外を軽く箒で掃けば終わりだ。
竹でできた硬い箒を知らないのか、持ち上げていろいろ触ってみたりしているiemon。
ここまで走ってきたのは疲れたし寒かったろう、あとでお茶とお煎餅でも出してあげよう。
一通り掃除も終わり、二人揃って縁側に座った。さて、煎餅とお茶を出してやろうか。
私は草履を脱いで、室内にある棚に向かう。
『‥』
彼は疲れたと言わんばかりに下を向いて白い息を吐いている。
二人分の茶菓子を乗せた盆を彼の隣に置く。
今にも寝そうで目をぱちぱちさせていたが、水分を取らないのは危険である。私は彼の肩を軽く叩いた。
「お茶持ってきたから飲みな。」
『‥ん、ありがとう。』
早速湯呑みを手にとって目の前まで持っていった。
彼が眠そうにしているのを見ていたら私まで眠くなってきてしまった。
もうすぐ日没。今日は早めに寝るとしよう。
(あとがきもどき)
短く感じるかもしれませんがこれでも七百文字行ってますから!!!許してください!!!
次の日とか過去に関して掘り下げるとかでもなくなんとその後の事ですね。次回辺りにどっちかの過去掘り下げるので御慈悲を…!