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まみか
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歌音 麗華❣@物語大会開催中!
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「ただいまー!!」
リヒトの元気な声が診療所に響く。
「お帰りなさい。お使いありがとうございました。少し帰りが遅かったように思ったので心配しましたよ。」
セレスはリヒトから受け取った薬草を確認しながら言う。
「それがな!俺!メイコ•コーラルに会ったんだ!」
「…メイコ•コーラル…人類で初めて魔法を使ったと言われているあの最古の魔女ですか?」
「あぁ!」
リヒトは満面の笑みで答える。
「歴史上ではとうの昔に亡くなったことになっていましたが…」
セレスは手に持っていた薬草を机に置きリヒトの方を向く。
「ふふ、それで魔法を練習する約束でもしたのでしょう?」
「えっ!なんでわかったんだ!」
「ふふ、リヒトさんは分かりやすいですからね。」
セレスは微笑んで見せた。
「それにそんなに嬉しそうな顔していたらすぐに分かりますよ。」
リヒトは少し恥ずかしそうに顔を逸らした。
「あっ、でもセレスの手伝いはするから安心して!」
「リヒトさんはあれもこれもと欲張りですね。でも、 診療所のことは気にしなくてもいいんですよ。」
「いや、セレスにはちゃんとお礼をしたいんだ!」
「リヒトさんは実直ですね。…でも焦らなくてもいいのですよ。」
その時、ノックの音と共に診察室の扉が開いた。
「おい、すぐ開けたらノックの意味ないだろ!」
「も〜、ラブは細かいんだから〜」
入って来たのはメイコとラブラドだった。
「やっほーリヒトくん!来てみたよ!」
「えっ!メイコ!なんでここに俺がいるってわかったんだ?!」
「知ってる人を探すのなんて魔法一振りなんだから簡単よ♪」
メイコは指を振って見せる。
「すげぇ…」
「コイツお前の場所がわかってから『行く』って聞かなくってさ」
ラブラドは疲れた様子で言った。
「貴方がメイコ•コーラルさんですか?初めまして、私はセレス•クロイツと申します。」
セレスは立ち上がり挨拶する。
「ふふ、リヒトくんは信頼されているのね」
「え?」
「数百年前に死んだって言われてる人が生きてるなんて言われたら普通嘘だと思うものよ?」
「たしかに…」
「それに認識阻害の魔法をかけてるからアタシのこと知ってる人しかアタシが″メイコ•コーラル″だってわからないしね」
「そうなのか?!」
リヒトは驚いた様子でセレスとメイコの顔を交互に見る。
「コイツのこと知らねぇやつから見たら、”大雑把で超お気楽な、 どこにでもいる魔女”ぐらいの認識だ。」
「も〜ラブ!言い方〜!」
「事実だろ」
ラブラドはそう吐き捨て、そっぽを向く。
「そう、ですね。確かにそちらの女性が本当にメイコ•コーラルさんだという確証は持てません。」
「じゃあなんで」
「リヒトさんが嘘をつくわけありませんから。」
セレスは何の迷いもなく言った。
「そっか、相当信じられてるんだね」
メイコが指をパチンと鳴らした瞬間、セレスの中で認識が繋がった。
セレスがもう一度メイコを見る。
古い文献で見た面影。余裕のある、それでいて人を見透かすような表情。
有名な肖像画とは髪型も服装も違う。
だけど、″今の″ メイコ•コーラルの姿なのだと 自然に認識できた。
「……なるほど。」
「ちゃんと認識できるようになったみたいね♪」
メイコはセレスの顔を覗き込み楽しそうに言う。
「あっ、メイコ•コーラルが生きてるって患者さんとかに言わないでね!」
「わかりました。」
「よし!じゃあ約束通り、魔法の練習に行きましょ!」
「お、おう!」
「セレスくんも来る?」
「いえ、私は診療所を空けるわけにはいきませんので。 」
「そりゃそうだろ」
ラブラドが呆れたように肩をすくめる。
「セレス、ごめんな。」
「先程も申した通り、診療所のことは気にしなくてもいいんですよ。今しかできないことを頑張ってきてください。」
「わかった…ありがとう、セレス!」
「無理だけはしないように。」
「あぁ!行ってくる!」
コメント
1件
いやもう…セレスが「リヒトさんが嘘をつくわけありませんから」って言った瞬間、心臓ぎゅーってなったよ😭💕 信頼って重ねてきた時間の証だよね!!メイコの認識阻害の設定も面白いし、ラブラドのツッコミも安定の癒し🤣 リヒトが色んな人に支えられて成長していく過程、尊すぎて次の話が待ちきれないよ〜!!🌸