テラーノベル
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⚠︎本田椿あり
本田菊目線です
ーーーーーーーキリトリーーーーーーー✂︎
「疲れました。」
今日もたくさんの仕事を片付けました。
本当に毎日疲れますね。
老体にはキツすぎます。
『あ、ポチ君のご飯…』
ポチ君のご飯を忘れるほどとは…
流石に休まなくてはダメですね
「よし。それでは寝ますか。」
それは家事などを全て終わらして寝ようとした時です。
ちらっと鏡が視界に入ってきました。
映るはずのない私の顔が映っていた気がして
鏡の前にきました。
「やはりそんなわけないですよね」
そう思いなぜか私は鏡に手を伸ばしました。
もちろん鏡に映る私も同じ行動をしています。
ですがよく見ると耳にピアスをしていたり、
目が赤い私が映っていました。
そんなはずがないです。
昨日見た鏡の中の私はもちろんのことピアスなどしていませんでしたし、目も赤くありませんでした。
気味が悪くてすぐに手を引こうとしました。
ですが自分の体ではないように言うことを聞きません。
そうするうちに鏡の私に触れました。
そうです。
触れるはずがない。
そして鏡の中の私は私の腕をガシッと掴んできました。
恐怖を感じました。
ポチ君しかいない家に誰もいるはずがないのに本気で助けを求めました。
『誰か!!助けてください!!』
そう叫びながら私は争いました。
ですが鏡に映っていた私はこちら側に来てしまいました。
『そうだ、乗っ取ればいいんだ。』
そうボソッと言ったのは鏡の中の私でした。
気づけばあたりは真っ暗。
闇の中にいる気分です。
目を覚ましたかと思えば体が言うことを聞きません。
まるで体を乗っ取られているみたいです。
そして体の自由が動かない私は鏡の前に立ちました。
ピアスをしていて目が赤い。
まるで本当に鏡に映っていた私が体を乗っ取ってきたようです。
そうして私はまた闇の中へと戻ってしまいました。
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