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あっ! これ、ぱるるさんのやつですか!?
修正?、TikTokネタ注意
「なぁ、俺もう水泳辞める。」
俺はそうあいつに告げた
「は?一緒にオリンピック出るって約束しただろ、!なんで急に」
俺の肩を掴んで泣きながら怒鳴っていた。
「飽きたんだよ。」
「は?飽きた?なんだよそれ」
あいつは俺に失望したかのように俺の肩から手を離した
「もういいよ、あんたがそうなやつだとは思わなかった」
そう言ってあいつは俺に背を向け歩いていった
約束破ってごめん、最低な俺の事は早く忘れて
「俺ね余命半年なんだぁ、」
涙を流しながらそう言った。あいつに届いたのか分からないけどな
数ヶ月後
俺は病室でテレビを見た。どうやらあいつが出るらしい。
あの日、交わした約束は打ち消えた。それでも、あいつは夢を追いかけた。
『初出場、初優勝ということで……今のお気持ちいかがですか?』
「ほんとに……優勝した……」
病室でひとり涙を流して目を離さなかった
「今日の優勝は 親友と打ち勝った 優勝 です。」
「そいつ末期癌でもう泳げないんですけど、一緒にオリンピック行くって約束してるんです 今ケンカしてるんですけど」
「この後、あの時ケンカした場所に、金メダル持ってって仲直りします!」
あいつはそう言った。ニコッと笑って
あの時ケンカした場所。どんなに苦しくても、あいつに会いたくて、謝りたくて、祝いたくて、気がついたらあの日の場所にいた
「あおばっ……!」
「碧葉!!!」
大きくそう叫んで、あいつの胸に飛び込んだ
「飽きたとか、くだらねぇ嘘ついてんじゃねぇ」
「2人の約束だろうが」
あいつは涙を流してそう言った。
(春陽 来たぞ)
「オリンピックだ」
俺は春陽の写真をグッと握った。もう居ないあいつの___