テラーノベル
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階段を駆け下り勢いよく引き戸を引いた
目の前にロウがいる
腕を拘束され、天井から吊され体が揺れていた
その体は水責めにあい、ずぶ濡れになっている
そして背中に鞭が振り下ろされた
ビュッ‥‥
「‥‥っ!‥‥う‥‥」
「ロウ‼︎」
俺はロウに駆け寄ると、鞭を持つ黒服の男が俺の前に立ちはだかる
そして俺が拳を振り上げると後ろから声がした
「2人ともおやめなさい。不破さんも落ち着いて」
「こんな事‥‥落ち着いて見てられっか!」
俺は黒服の男から手を離すとロウに駆け寄り、その体を抱き抱えた
まだ腕が繋がれたままのロウがぐったりと肩に体重を預ける
「早く縄を解いてくれ‥‥早く!」
「不破様、これは決まりなんです」
「そんな事知ったこっちゃない!」
「不破様‥‥ここから出て下さい。さもなければ‥‥」
「ロウは俺が買い受けるって言いましたよね?いくらでも払うから早く縄を解けっ!」
「‥‥では店に入れる分と身請けを先にしていた方にも払う分を合わせて‥‥1億5千万、すぐにご用意して頂くことになりますが」
「分かった。すぐに払うから早く縄を解いて下さい!」
「‥‥承知いたしました」
壁から繋がっていた縄を解かれ、ロウの腕が俺の背中に当たる
俺はゆっくりとロウを抱えたまま床に体を下ろした
「‥‥ロウ」
「ハァ‥‥ハァ‥‥」
小さな口から息苦しそうな呼吸が聞こえる
冷たくなった体を抱きしめたまま、俺は店主へ尋ねた
「ロウを部屋に連れて行っても良いですか?」
「えぇ、こちらです」
案内され、ロウが使っている部屋に通してもらう
竿に吊るされた着物
鏡台に化粧品
折り畳まれた布団
お職を張っていたロウの部屋は必要なもの以外何もなく殺風景だった
濡れた着物を脱がせるとタオルで体を拭く
鞭で叩かれたその背中は、切れてこそいなかったが赤くみみず腫れが何個も出来ていた
乾いた服を着せ、冷たくなった手を握る
だがなかなかロウの体は温まってこない
俺はロウの隣に横になり、ロウの冷たい体を抱きしめながら布団に入った
「‥‥不破さん?」
「気が付いたの?ロウ」
「どうしてあなたがここに‥‥」
「まだ寒い?震えてるね‥‥背中痛いだろ‥‥」
「不破さん‥‥」
「俺の為に逃げたの?馬鹿だな、俺が迎えに行くって言ったのに」
抱きしめた手をそっと緩め、ロウの顔を覗く
ロウは眉を顰め、薄っすらと涙を溜めている
「馬鹿なのは不破さんの方でしょ?俺の為になんかお金使っちゃって」
「お金はこれからまた稼げば良いよ。でもお前は今手放したら2度と俺のところに戻って来なかったろ?」
「俺‥‥不破さんに身請けされたの?」
「そうだよ。もうこやは俺のものだから」
俺の言葉を最後まで聞かずに胸元に顔を埋める
「どうした?傷でも痛む?」
「そうじゃない‥‥」
「俺のところに来るのが嫌‥‥とかじゃないよね?」
「そんなの‥‥あるわけない」
震える声のロウの涙を隠しながら俺はまたロウの体を抱きしめた
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#にじさんじBL
y u a.
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#甲斐田晴
p丸
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コメント
4件
わああ、第9話読み終えたよ…!😭💦 ロウ、拷問されてるところに不破が駆けつける展開、もう胸がギュッてなった…!! 「いくらでも払うから縄を解け」って即決するところ、不破かっこよすぎでしょ…!🫠💕 冷えたロウを抱きしめて温めるシーン、背中の傷に触れず優しく包み込む感じがもう、エモすぎて言葉にならん…!!(涙) ロウが胸元に顔埋めて泣くところ、完全に心臓持ってかれたわ…✨ 次、2人の新生活めっちゃ楽しみにしてるよ〜!!🌸