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第九章 実行Ⅰ
《2025年7月21日23時14分》
アメリカ第2爆撃航空団所属のB-52H2機
通称《STRIKER01》と《STRIKER02》がアメリカの早期警戒管制機SKIPPERHEADのレーダーから突如として消失した。
最終確認位置は、ナシルの防空識別圏内
しかし――
異常なんてものは見られなかった…
「コチラSKIPPERHEAD応答セヨSTRIKER01」
―数十秒後―
返答がなかった
「上が言ってたぞ?反応がない場合撃墜と思えと…」
「最悪なことに反応なし…落ちたと見るしかないな…」
パイロットが言った
「帰投しよう」
《2025年7月22日》
アメリカはこのSTRIKER隊の消失について《公式には》航空機事故として説明。
遺族にも訓練飛行中の航空機事故として説明した。
この悲劇の真相を、防空識別圏ギリギリを飛行していたTU-95のクルー1人が知っていた。
「あのときは、窓の外を見て、遠方を監視してたんです。STRIKER隊は高度10000にいました…そしてなぜか警戒監視中だったであろうFG.1が離れていったんですよ…はじめは燃料補給の帰投だろうと思いました…ですけど過去のナシルのスクランブルパターンと完全に違ったんです…そしたら高度12000よりも上から…飛行中だったSTRIKER隊にまばゆい光が見えたんです。
こんな時間にあそこまで光るものはないはずなんですよ…だからね私は、これがナシルが運用していると言われるレーザー兵器かもしれない…そう思ったんです…本当に、目が焼けるかと思いましたよ」
この証言がロシア外務省を通してアメリカ政府、そして国連安全保障理事会へ提出された。
アメリカは当初…《信頼性に欠ける情報》と一瞥。
Tu-95の乗員による、遠距離からの視認証言。
それだけでは、B-52Hが撃墜されたという証拠にはならなかった
そして何よりアメリカは、この消失を事故として処理していたからだ
だがなによりも、《結果と証拠が物を言う》とはホントのことであり
各国の監視衛星の記録
TU-95に搭載されていた熱赤外線カメラの映像
各国の事故現場周辺を飛行していた飛行機のレーダー上の飛行ルート…それらを照合すると…
《STRIKER隊》はナシルの防空識別圏内にて、外部からの、攻撃を受けた…その可能性が極めて高い。
《2025年7月25日》
国際社会が動く前にアメリカが動いた
アメリカは『自国軍人の安否確認と周辺地域の安全確保に対し必要な措置を取る』と発表した
表向きは救難活動であった
だが…グリーンランド海に…米海軍大西洋艦隊所属のCVN-77USSジョージ・H・W・ブッシュ
そして、CVN-69USSアイゼンハワー
を中核とする2個空母打撃群が派遣された、そこは公海にあらず…ナシルの排他的経済水域内であった
コメント
1件
うわああぁぁ今回めっちゃ重くて緊張感やばい…!😭💦 B-52が突然消えて、しかもレーザー兵器疑惑とかSFみたいな展開だけど現実味がすごい…。Tu-95のクルーの証言が生々しくて鳥肌立ったよ…。最後の空母派遣で「あ、これ戦争始まるやつだ…」ってガチで怖くなった😰 続きが気になりすぎる〜!ウーパールーパーさんのミリタリー描写、マジでかっこいいしリアルだから毎回引き込まれる⋆♡