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そらま゚⋆˙⟡#DESIRE
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核爆弾
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『総統の鉄意志と、朱に染まる誓約書』アジトにマスクが連行された翌日。あまりの嫉妬と焦燥感に狂いそうになっていた紫髪の外交官・リンは、作戦行動に出た。「ライ、戦争の歴史について、少し気になる文献を図書館で見つけたの。一緒に行ってくれる?」「む、歴史の勉強か! よいぞ外交官、すぐに向かおう」黒い軍服にドンドル銃を携えたライを言葉巧みに連れ出し、やってきたのはハイカラシティ中央図書館の最奥にある防音の個室。リンはおっとりとした動作で入室すると、迷わず内側からガチャンと鍵をかけた。「……リン? 文献はどこだ」振り返るライの背後から、リンは凄まじい執念のオーラを纏ってぎゅーっと強烈に抱きついた。「ライ……マスクなんか忘れて。あんなネクラ、ライの隣にふさわしくないわ。私の匂いだけを覚えて、私と生涯を共にするって誓って……。私と結婚して、ライ……」おっとりとした口調の中に、脳を直接揺さぶるような熱い独占欲を込めて囁く。それはリンが図書館に通い詰めて編み出した、愛の洗脳(ホールド)だった。数分間、静寂が部屋を支配する。しかし、総統閣下の鉄の意志は微塵も揺らがなかった。ライはリンの腕をそっと解くと、振り返ってフンスと鼻を鳴らし、いつもの気さくな笑顔で彼女の紫色の髪をよしよしと優しく撫で回した。「……リンよ。私に洗脳は効かないぞ? 残念だったな。私は我が軍の総統だ、誰に心を捧げるかはすでに己の魂で決めている」「う、ぅぅ……やっぱりダメだった……。でも撫でてくれるライも格好いい……」一瞬で洗脳を破られ、頭を撫でられたリンが幸せと悔しさでへにゃへにゃと崩れ落ちる。「さて、我が外交官の可愛い反逆も治まったところで、アジトへ帰るとしよう。今日は重要な『調印式』があるのだ」◇アジトのリビングへ戻ると、そこではアールに「おいネクラ、ライから離れろ!」とドライブワイパーr1を突きつけられ、ユキに「アール落ち着きなさい!」と止められながら、ガタガタと震えているマスクの姿があった。「ひ、ひええ……僕、本当にアジトに軟禁されてるし、意味不明だし……」そこへ、ライが堂々たる足取りで帰還した。「待たせたな、我が妻よ」「ら、ライちゃん……っ!?」ライは黒い軍服の懐から、一通の厳かな書類をシャキーン!と取り出し、マスクの目の前のテーブルに叩きつけた。「マスク! これにサインとハンコを押してくれ!」「ひえっ!? これ、これって……」マスクが恐る恐る書類に目を落とす。それは、紛れもない本物の『婚姻届』だった。しかも、その内容はあまりにも衝撃的だった。【妻(配偶者)の欄】:マスクの情報(名前や本籍など、ライが裏で完璧に調査済み)【夫(世帯主)の欄】:ライの情報すでに「夫」の欄には、ライの達筆なサインと、鮮やかな赤色のハンコが力強くバシッと押されていた。「な、ななな……何コレだし!! 妻の欄に僕の名前が綺麗に書かれてるし!! っていうか、ライちゃんが『夫』で、僕が『妻』なのかよ、意味分かんないしぃぃぃ!!」マスクは顔面を沸騰させたように真っ赤にし、頭からブシューと過去最大の蒸気を噴き出した。「当然だ! お前は衣服を仕立て、私の体を寸分の狂いもなく包み込む最高の『内助の功』。ならば我が軍の『妻』の座に収まるのが自然の摂理! さあ、後はもうお前がハンコを押すだけだ。早く私の本当の伴侶になれ!」「だ、だめえええええええ!! そんなの絶対に認めないんだからーーー!!」リビングのドアを蹴破って入ってきたリンが、涙目でドライブワイパーカスタムを構える。「わあぁぁ! ライが本当に籍を入れようとしてる! ユキ、早くその紙を燃やしてぇ!!」とアールが狂乱して叫ぶ。「ちょっとライ!! あんた一体どこからその婚姻届を偽造……じゃなくて手に入れてきたのよ! マスクも嬉しそうにポケットからマイハンコを取り出そうとするんじゃないわよ!!」しっかり者の書記長ユキの魂のツッコミとディフェンスが炸裂し、テーブルの上の婚姻届を巡って、ライチームとS4のマスクによる前代未聞の「ガチホコ(婚姻届)争奪戦」の火蓋が切って落とされるのだった。(終)
コメント
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わあ……第14話、読み終わりました!もう図書館の防音個室でのリンの「愛の洗脳(ホールド)」からして凄かったです。あの「おっとりした口調の中の執念」のギャップがたまらない…でもライ総統には効かないんですね!「誰に心を捧げるかは魂で決めている」って台詞、総統の信念が感じられて痺れました。 そしてまさかの婚姻届!!「夫:ライ、妻:マスク」って、もうライの一本気な愛が全力すぎて笑っちゃいました。ユキさんのツッコミも冴えてますし、ガチホコ争奪戦の幕開け、続きが気になりすぎます!