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「………!!手が…手がのびたぞ!!」
「お頭!!!アルビダ様が負けた!!!化物だ!!」
『ししっほら大丈夫』
「コビーに一隻小舟をやれ!こいつは海軍に入るんだ!!黙って行かせろ」
「「「「は…はい」」」」
「しししし!」
「ルフィさん…」
ぶっ飛ばされたアルビダを見て場は騒然。エマは誇らしそうにルフィを見ている。
二人でにかっと笑うとコビーは涙を流した。
『あ、そうだ。…アルビダ?が起きたら絶対綺麗になれるよ、って言っといて』
「は、はぃぃ必ず!!!」
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「あのゴムゴムの実を食べたなんて驚きました。ということはエマさんも悪魔の実の能力者なんですか?」
『うん、レイレイの実だよ』
「え!?あの自然系の!?
でも…御二方"ワンピース"を目指すって事は…あの"偉大なる航路"へ入るって事ですよね…!!」
「ああ」
「あそこは海賊の墓場とも呼ばれる場所で…」
「うん、だからもっと強い仲間がいるんだ。
これからお前が行く海軍基地に捕まってる奴」
「ああ…ロロノア・ゾロですか?」
「いい奴だったら仲間にしようと思って!な?」
『うん、剣士らしいしわくわくする』
ロロノア・ゾロ、まだ彼女たちはどういうやつか知る由もないが
「えーーーーーっ!!またムチャクチャな事をォーっ!!!ムリですよムリムリムリ、あいつは魔獣のような奴なんですよ!?」
「そんなのわかんないだろ」
『楽しみ』
「ムリっ!!」
船はゆく
海軍基地へ
「魔獣ねーっ」
「そうですよルフィさん、ロロノア・ゾロは"海賊狩りのゾロ"という異名を持つ恐ろしい奴です。
血に飢えた野犬のように賞金首をかぎまわり、海をさすらう男だと。人の姿をかりた"魔獣"だと人はいいます」
「ふーん」
『へー』
「だから仲間にしようだなんてバカな考えはすてた方が…」
「でも別におれらは仲間にって決めた訳じゃなくて、もしいい奴だったら…」
『うん』
「悪いやつだから捕まってるんですよ!!」
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海軍基地の町
「ついた!!海軍基地の町っ!!」
「はい!!ついに!!」
『でもすごいね、コビー』
「え?」
「ちゃんと目的地についたよ!!」
やっぱりコンパス持ってくれば…とブツブツ言っているエマはさておき、やはりこの海賊団2人だけじゃやばそうである。
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